墓と畑に囲まれるラブホ、閉店した故郷の老舗だんご屋【1万逃歩日記 #1】
こんにちは。ナックルズ編集部のヤスデ丸です。普段はなかなか運動する機会もないため、毎日1万歩は歩くように心がけています。最寄り駅の2駅前で降りたり、現場の近くを徘徊してみたり、無闇矢鱈に歩くようにしています。
健康増進というだけでなく、散歩は日々の現実逃避(私の場合、何か嫌なことがあるというより、ただボケっとしたいだけ)にうってつけ!
その道中で見たもの聞いたものは、こんなもの──
創業88年の醤油だんご
私の地元、埼玉県川越市には、とにかく和菓子屋が多い。大半の店のイチオシ商品は「焼だんご」。多くの人は「だんご=みたらし」と考えるだろうけど、私ら小江戸っ子にとって、だんごといえばこんがりとした塩っぱい醤油の焼だんご。どの店にも、一番多く作られているのは、この焼だんご。
小さな川越の街に15店舗以上は並ぶ「だんご屋」の中で、私が子供の頃からいちばん食べ続けていたのが「味の店 いせや」のだんご。(漢字表記の「伊勢屋」もだんご屋だが、これはまた別の店)
そんな「いせや」さんが6月頭に張り紙で突如閉店することを告知……。
マジでショックすぎる。ちなみに馴染みのうどん屋も閉店したばかりで、全く心の傷が癒えていない中での告知。まだ20代なのに、同級生の訃報を聞かされて「俺もいよいよか……」と思う老人の気分。推しのアイドルが芸能界辞めたら死んじゃうんだろうな。推し、いないけど。
いせやは昭和10年の創業から88年も続いた超老舗の店。他にも老舗店舗は多いものの、個人店でここまで粘り続けたのはお見事の一言。
川越市街で特に人の集まる観光名所は140円の団子もある。一方、いせやさんの団子は1本100円。先日までは90円と、値上げの荒波に負けず、昔ながらの味を守る。
パートのおばちゃんにちょっと当たりが強い人もいたり、通い詰めたら次第に優しくなってきたおばちゃんもいたり、いろんな意味で古き良き、だったような。
とにもかくにも味がうんっっまい。川越のだんごは、店によって味も上新粉もだんごの柔らかさもバラバラ。
いせやは、大ぶりでもっちりとした、甘め醤油でテラテラと光るだんご。同じ味の店には市内どころか県外でもまだ出会ったことはない。
あと、大抵どこの店もそうだけど、お米を使ったお惣菜やお餅も激うまい。
そして忘れちゃいけないのがこれ。
超超大好きな「餡なし草餅」。あんこが甘すぎて苦手な私にとって夢のような一品。もうこれが食べられないなんて……。
怪しいチャック付きポリ袋に入っているのは、砂糖ときなこ。
腹ごしらえも済んだので、バーガー菊池に同行し、とあるグラビアの撮影へ向かった。
撮影現場は関東某所のラブホテル。
田舎のラブホっていいよね。車停めるスペース広いし、謎に畑のド真ん中にあったりして。地元の中学生とか「いつか私もあの中へ……」とか考えてんのかな。
フロント横にある鏡張りのショーケース。中にはディズニーオリジナルキャラクターのジェラ◯ーニ。お前、なんでそんなところにいるんや。
てかこれ、めっちゃ懐かしい。ブランドものの財布とか美顔器とか、そんなの置いてあったよね。来店ポイント貯まると交換できる、みたいな。都心のラブホにはまだ残ってるところあるのかな? こういう撮影がないとラブホにはめったに行かなくなっちゃったしなぁ……。
部屋選択はタッチパネル式のモニターで。物件選びみたいな感じで「カラオケつき」「マッサージチェアつき」など条件選択で部屋を検索できるなど、なかなかハイテク。部屋番号は謎に水族館の魚風。
部屋に入ると周りが一望できる。あるのは畑、畑、あと墓。曇天の似合う、なかなかグッドな眺めじゃん? こういうところ、好き。
そんなこんなで今日も一日お疲れ様でした!
歩数も無事1万歩超えました。いい運動したな! 炭水化物摂りすぎたから、摂取カロリーの方が圧倒的に多いだろうけど……。いや、リフレッシュもしたし、実質ゼロキロカロリー。ま、明日も歩きましょ!