敬老の日
敬老の日。
なので今日はいつもnoteを読んでくれている父方の祖母の話をします。
祖母は、祖父がとても頑固者ですので、特に苦労してきました。
人の言うことを聞かない、最近は心身ともに弱ってきた祖父を、今も支えながらなんとか過ごしているみたいです。
なので祖母は、人の痛みや苦しみをよく理解してくれます。
私が大学に合格した時は泣いて喜び、抑うつ状態になって職場を休職した時には、心から慰めてくれました。
「気がつけずにごめんね」と祖母が泣いて謝ってくれたのは、一生忘れないです。
そんな、苦労と心配ばかりかける孫のことを常に気にかけてくれる、優しいおばあちゃんです。
毎週祖母に電話をするのですが、元気そうな祖母の声を聞くと安心します。祖父の介護で気疲れしているだろうに、孫には弱さを見せないところは、尊敬しなければなりません。
実家と祖父母の家は同じ町内にあるので、帰省した際には毎日のように祖父母に会いに行っています。そんな時は、祖母と一緒に相撲や野球をテレビで見ながら、祖父の愚痴や昔の話をします。
コーヒーを飲みながら祖母と話すのは、その見識の広さと優しい言葉選びに圧倒されつつ、すごく楽しく感じています。
戦争の話や、物を大切にする価値観、他者を思いやる優しさはすべて祖母から教わりました。
祖母は私の生まれるはるか昔から、時代や、祖父との関係において悩み、闘ってきたのです。
人に優しくできるのは、その人がそれなりの苦労を背負ってきたからです。
その経験と見識が、今の優しいおばあちゃんを形作っています。
だから、私が歳をとったら、祖母がしてくれたように、子や孫に優しく接したい。
私の苦労は祖母に比べたら取るに足らない程度ですが、これからの人生で自分を形作る何事が起きても、祖母の優しい声と眼差しを胸に留めて、「人に優しく」できるように自分を律したいと思います。
今日は、私に大きな影響を与えている祖母の話でした。身内の話ですが、敬老の日ということで無性に書きたくなりました。
また祖母とのエピソードが増えたらnoteにも書いていきたいと思います。
みなさま良い夢を。おやすみなさい。