見出し画像

【新刊案内】妄走のあとで|小川和

「次世代の教科書」編集部はこの度、次世代の若手リーダーたち24人の考え方がわかる電子書籍シリーズを、Amazon Kindleで販売開始しました。

【このシリーズのポイント】

  • これからの時代を担う若手リーダーたちの考え方が、読むだけで無理なくわかる。

  • 「妄想」という共通のテーマに沿って、多種多様な著者たちが執筆。飽きの来ない面白い読み物が全24冊読める。

  • 気になった著者の本だけつまみ読も可能!さらにKindle Unlimited登録者は全冊無料で読める。

今回ご紹介するのは『妄走のあとで』(小川和)です。

私たちは、暮らしを便利にするものに囲まれている。たとえば、階段。しかし、同じ階段でも中には「もう少し段差が多ければ登りやすいのに」と思う人もいる。それなら、段差を増やせば良い。そうして段差を増やし続けると、いずれ階段ではなくスロープになる。スロープであれば、たとえば、足を悪くしていても登れるはず。非常に便利だが、そこにはある問題が生じてしまう。

たとえば、段差が20ある階段を想像して欲しい。そこに立つ人に向かって「あなたは今、階段のどこにいますか」と問うたとしよう。

たいていの人はその質問に、「3段目です」「12段目です」と即座に答えることができるはずだ。しかし、スロープは違う。スロープに立つ人が同じ問いを投げかけられたとすれば、せいぜい「真ん中あたりです」「端の方です」と答えるしかない。「私は今、どこにいるのか」「私の足場となり、支えになってているものはなにか」といったことを正確に捉え、説明することはできません。現代社会に生きる人々は、このような状態に置かれている……小川はこの「階段とスロープの比喩」で私たちの抱えて問題を問う。

そのことによって何が起きているのか?そこから抜け出すにはどうすれば?この状況を理解するうえで参照すべき作品は?そして「妄想」とこの問題がどのようにして繋がるのか?……それらの問いに答える、鋭い社会批評。

Amazon Kindleで絶賛発売中!(全冊Kindle Unlimited対象)

Amazon Kindleで1冊500円で購入することができます。
また、Kindle Unlimitedに登録済みの方はシリーズ本すべて無料で読むことができます!
ぜひ、以下のシリーズページから気になった著者の本を読んでみてください。

シリーズ全巻が1冊になった単行本も!

さらに、シリーズ全巻(24巻)が1冊にまとまった単行本も販売中です。

いいなと思ったら応援しよう!