じろぎ

https://privatter.net/u/jirogiii で書いた記事を転載します。

じろぎ

https://privatter.net/u/jirogiii で書いた記事を転載します。

最近の記事

  • 固定された記事

トランスジェンダー差別をしたくない人のための書籍・記事紹介

<はじめに>この文章は私自身がトランスジェンダー差別に反対することを目的として書いた、トランスジェンダー差別問題に関心があるけど何をしたらいいかわからないシスジェンダーの人が読むことを想定したものです。トランスジェンダーの存在を否認したい人や、フェミニストを攻撃したいだけの性差別主義者のための言葉はありません、立ち去ってください。また、タイトルでトランスジェンダー差別をしたくない人のための、と書きましたが、トランスジェンダー差別だと「言われたくない人」ではなく、差別をしたく

    • 「生物学的性別」とは何か

      ジェンダーと対比して語られる「生物学的性別」は実は単純なものではない、という趣旨のツイートをかいつまんで訳しつつ簡単な解説を加えた記事です。しばしば他人の性別を否認、毀損するために「生物学的性別」という語が持ち出されることに対抗する趣旨の記事でもあります。 ちなみに一連のスレッドはヒトの性別を念頭において言及されたものになると思います。 ヒト以外の生物は性染色体がXY型ではなかったり(XO型、ZW型など)、哺乳類以外はSRY遺伝子(後述)を持たなかったりするからです。 また

      • アメリカのリージョナルシアターで客席案内のボランティアをしてきた話

        ※2020年2月に書いた記事です ※リージョナルシアター:ローカルな非営利の劇場 わりとよく行く劇場でボランティアの客席案内(Usher)を募集していて、躊躇しつつずっと気になっていたのをこのたび勇気を出して申し込んでみました!今回ボランティアをしたのはこちらの劇場です。 Lyric stage company Volunteer Ushering ボストンの中心地であるCopley駅から歩いて10分もかからなくて、Copley squareで割引チケットが買えるブースもあ

        • アメリカのプロバイダ(ケーブルテレビ)料金値下げ代行サービスを使ってみた話

          ※2019年3月に書いた記事です 「アメリカ プロバイダ(あるいはケーブルテレビ) 値上がり」といったキーワードで検索をするとアメリカのケーブルテレビ会社(だいたいネットとセットになってる)の愚痴が色々見つかると思いますが、私も先日なんの説明もなく20ドル基本料金が値上げされており「ほんとだ!!!」となりました。 初年度は割引があってかなり安くなっているから2年後は料金が上がっても仕方ないな~と思っていましたが3年目以降も理由なくこのまま毎年20ドルずつ値上げされるのか!?

        • 固定された記事

        トランスジェンダー差別をしたくない人のための書籍・記事紹介

        • 「生物学的性別」とは何か

        • アメリカのリージョナルシアターで客席案内のボランティアをしてきた話

        • アメリカのプロバイダ(ケーブルテレビ)料金値下げ代行サービスを使ってみた話

          Club SLAZY(スレイジー)における楽曲・歌詞の反復使用について

          演劇作品Club SLAZY(スレイジー)では、作中楽曲で同じ歌詞の曲をメロディや場面を変えて使用することにより、歌詞に異なる意味を持たせるという演出が用いられている。 本レポートでは演出の仕方による分類に基づいて、異なる場面での歌詞の反復使用によってどのような効果が得られているかについて考察を行う。なおレポート中で論ずるのは初演からFinalまでの舞台作品のみを取り扱い、ライブとテレビドラマでの楽曲使用は含めなかった。 今回は代表的な楽曲を以下の2パターンに分類して、楽曲の

          Club SLAZY(スレイジー)における楽曲・歌詞の反復使用について

          フィッツ・ヘンリー・レーン(Fitz Henry Lane)という画家について

          Fitz Henry Lane online Fitz Henry Lane (Wikipedia) フィッツ・ヘンリー・レーンは19世紀中ごろに活躍した米国マサチューセッツ州の画家である。 私がレーンを知ったのは、たまたまマサチューセッツ州グロスターにあるCape Ann Museumへヴァージニア・リー・バートンの展示を見に行った時だった。上記にリンクを貼ったFitz Henry Lane onlineのウェブサイトはこのCape Ann Museumが作成しているレー

          フィッツ・ヘンリー・レーン(Fitz Henry Lane)という画家について

          ミュージカルSIX on Broadway

          ※2020年2月の記事です。 SIXそのものの感想は以前記事を書いたんですが(ミュージカル SIX )、今回はブロードウェイ版を見てきたのでその感想などなどです! ブロードウェイ版と言ってもボストンでのキャストと同じ、USキャストですね。その前にやってたシカゴ公演とかも同じだと思います。 <ブロードウェイ版について>チケットの取り方などは他のブロードウェイミュージカルと同じなのでそちらを参照してください。 私が行った時は初日週だったせいか入場列が劇場入り口からコーナーを曲

          ミュージカルSIX on Broadway

          ミュージカル SIX

          ※2019年8月に書いた記事です。 フォロワーの方はご存知かもしれませんが私がここ最近ずっとハマっているミュージカル「SIX」の話です。 公式サイト Six (musical)(英語版wikipedia) ヘンリー8世の妻たちがガールズグループを組んで歌って踊るミュージカルです。作品の作りとしてはALTARBOYZが近いかな~と思った!ヘンリー8世の妻たちについてはwikipediaで予習していきました。 ヘンリー8世(wikipedia) 私がとにかくガールズエンパワー

          ミュージカル SIX

          列車でアメリカ横断してきた話

          ※2019年7月に書いた記事です。 『大陸横断鉄道』という言葉の響きに猛烈に憧れて、電車でアメリカ大陸を横断することにした。 乗ったのはアムトラックのカリフォルニアゼファー号で、シカゴ→サンフランシスコ間を52時間かけて走る。 カルフォルニア・ゼファー 東海岸からシカゴまでも電車を使わなければ完全な横断とは言えないのだが、私の興味は寝台車に乗ることで何時間も普通席でニューヨークからシカゴまで電車に乗るのはダルいと思ったのでシカゴまでは飛行機を使うことにした。またサンフラン

          列車でアメリカ横断してきた話

          日本は役者を主眼に、アメリカは作品を主眼に置いて観劇するのか?

          1、はじめに俳優の丘山晴己さんが学習院大学で臨時講師として講義された内容についてのブログを読んで、日本とアメリカの演劇・観客の違いについて気になっていたことをこの機会にまとめておこうと思ってこの文章を書いています。 2.5次元ミュージカルの隆盛から見る「日本における舞台」 - 土俵際競馬愛好会 上記ブログの中で、「丘山さんの話だと、アメリカ人は「作品=演目」に主眼を置いて観劇に臨み、日本は「役者」に主眼を置いて観劇に臨むというのである。」という文章があり、この箇所について

          日本は役者を主眼に、アメリカは作品を主眼に置いて観劇するのか?