見出し画像

花火の聖地!「大曲の花火」

こんにちは。
旅好きのライター、じんです。

今日は日本の魅力を紹介する特集として、江戸時代から続く、日本の夏の風物詩である「花火」について取り上げます。

特に今回の記事では、最高峰の花火大会として知られる秋田県大仙市の「大曲の花火」について紹介します。


大曲の花火とは

「大曲の花火」は、1910年(明治43年)に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」から始まり、100年以上の歴史を誇ります。
2000年(平成12年)には、内閣総理大臣賞が夜花火の部の最優秀賞として加わり、今現在では、経済産業大臣賞・中小企業庁官賞・文部科学大臣賞・観光庁長官賞も授与されております。例年60万人以上が集まり、日本最高峰の花火競技大会となりました。

全国花火競技大会「大曲の花火」オフィシャルサイトより

長い歴史のある花火大会であり、
・新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」
・茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」
とともに「日本三大花火」の1つとして知られています。

開催時期

「大曲の花火」は大仙市で行われる花火大会の総称であり、地域では年間を通じて花火大会が開催されています。

【春】 「-春の章- 世界の花火 日本の花火」

例年4月末に開催。春の章は「世界の花火 日本の花火」と題しており、日本と海外の花火のコラボショーが目玉です。
春の章は2016年から始まった大会であり、夏に比べ混雑も控えめです。

【夏】 「全国花火競技大会」

例年8月末に開催。日本最高峰の花火が集まる花火競技大会です。
それぞれの煙火店が昼花火、10号芯入割物、10号自由玉、創造花火の4種の総合力を競います。
特別プログラムや大会提供の花火もあり、特に広い河川敷を活かしたワイドスターマインは圧巻の迫力。

【秋】 「-秋の章-」

例年10月上旬に開催。秋の章は毎年のテーマに沿って、ショーとしての“見せる花火”に特化した大会です。
日本屈指の花火師による花火玉と地元の花火師による「劇場型花火」ショーになっており、締めくくりとしてフィナーレに上がる二尺玉は必見。

実際に行ってみて

私はイベント会社に勤めていたこともあり、業務として打ち上げ現場で設営作業の経験があります。
観客席からではないですが、目と鼻の先、ほぼ真下から見る花火の迫力はものすごく、「一度は大曲の花火を生で見たい」という評判も納得の壮大さでした。

筒の設置風景
様々な種類、大きさの花火がある
菊花火の連発
現場では轟音が鳴り響く
創造花火部門 クラゲがモチーフ
小さい星(花火の玉)が拡散、炸裂する
数えきれないほどの星が同時に上がり視界が真っ白に
視界いっぱいに花火が広がる光景は圧巻

アクセス

花火の会場付近では多くの方が来場するため、毎回深刻な交通渋滞が起きます。渋滞等を避けたい方は電車を利用の上、最寄りのJR大曲駅(会場まで約2㎞)から徒歩での来場が推奨されます。
少し離れた駅に車を置き、そこからは電車で来場するといった方法が特におすすめです。

日本の文化を味わおう

夏の風物詩である花火。
お祭りや出店の雰囲気などに日本の情景が詰まっており、海外から訪れる方も増えてきています。
「花火の聖地」である大曲ではその日本の文化を存分に味わい、楽しむことができます。
今年はぜひ足を運んでみてはいかかでしょうか。

いいなと思ったら応援しよう!