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【8月18日 人体改造カブ式会社 活動レポート】

 ★人体改造カブ式会社とはそもそも何ぞや...?という方は先にこちらをお読みください。

前回のおさらい

 2020年2月から3ヶ月ほど、新型コロナウイルス感染拡大を受けて人体改造カブ式会社は活動を見合わせていました。その後、5月12日から社内会議をオンライン会議にシフトし、活動を再スタート。企画の準備を進めています。

 前回の会議では、ウィズ・コロナの時代に合わせて再構築する"オンライン版"アンガーマネジメント講習の方向性を検討したほか、新しいアイディア「聞き書き」も並行して実施できるよう企画の土台を考えることとなりました。前回の会議の詳細や、「聞き書き」がどのような取り組みであるのかは前回のレポートで紹介していますので、まだお読みではない方は、下記のサムネイルよりご覧ください。

「聞き書き」企画概要をまとめてみました。

 今回の社内会議において「聞き書き」の企画検討を進めるにあたって、小田豊二さんの著書『聞き書きをはじめよう』を参考にしながら、まずは事務局で企画の概要を事前に、以下のようにまとめてみました。

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●「聞き書き」とは

 「語り手の話を聞いて、それをその人の話し言葉で書いて、活字にして後世に残すこと。」と小田豊二さんの著書にて定義付けされています。

(※インタビュー形式で行いますが、インタビューではありません。私たちが聞きたいことを尋ねるのではなく、今までの人生の中から、語り手自身が語りたい内容を本人から語ってもらうことが重要です。)

★人体改造カブ式会社の取り組みに落とし込むと...
子供の頃、札幌駅前通に住んでいた方などを語り手(先生)として、自らの人生をお話しいただきます。社員が聞き手としてお話を伺い、活字に書き起こして”かたち”にします。


●目的(人体改造カブ式会社が取り組む意義)

目的①(健康づくりの観点)
語り手の人生を”かたち”にすると、それを見て共感する人や、関心を抱いてくれる人による心の繋がりが生まれ、語り手や聞き手、さらには読み手の心の健康にも繋がる。
目的②(まちづくりの観点)
札幌駅前通地区に住んでいたり商売をしていたりした人の歴史を風化させず、”かたち”に残して後世へと受け継いで行く。

 札幌駅前通地区のエリアヘルスマネジメント(※)に取り組む人体改造カブ式会社としては、聞き書きが語り手の健康に寄与することを大きな目的と考えます(①)。また、語り手の人生(歴史)は、まちの歩みや歴史を映し出す鏡でもあります。この歴史を、何かしらの"かたち"として後世へと受け継いでいくこと(②)は、再開発によってビルの建て替えが進み、その姿を常に変化させる都心部においては非常に重要な取り組みです。

※)エリアマネジメントとは「地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主・地権者等による主体的な取り組み」(出展:国土交通省「エリアマネジメント推進マニュアル」)です。
「エリアヘルスマネジメント」は「エリアマネジメント」に健康を意味する「ヘルス」を付け加えた造語で、人体改造カブ式会社が命名しました。

●公開する媒体案

①エピソードを製本化
②本人に許可を得てnote等で不定期連載する

 語り手のお話を聞いた後は、活字に整えてご本人に読んでいただくことを「聞き書き」のひとまずのゴールとし、そのため①の製本化は必須と考えています。また、語り手ご本人から許可をいただけた場合はnoteの記事として不定期の連載をすることも検討しています。

 前回のレポートにも書きましたが、語り手の物語を通して、読み手と語り手に共感が生まれる、ひいては心の繋がりが生まれることを私たちは期待しています。不特定多数の人に公開されるnoteは、「どこかにいる誰かと繋がる」意味において、プラットフォームとして適しているのではないでしょうか。

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実践の前に、まずは練習

 企画の方向性がまとまったので、「いざ実践!」といきたいところですが、事務局も経験したことがない取り組みなので、次回の社内会議では、集まって社員同士で練習をすることになりました。2人1組みになって、お互いの人生を語ります。また、相手が語ってくれた内容を、何か"かたち"にして残しておきたいとも考えています。シャチョーの照井レナさんからは下記のアドバイスがありました。

シャチョーの照井レナさんからのアドバイス

「練習では、語り手の話を引き出すことと、語り手の話のテーマ(製本化した時の題名)を考えながら取り組む」

「北海道の人には、道外から開拓者が移住した歴史から、先祖やルーツを訊く質問が多い。話の切り口になるかもしれません」

「家族間のコミュニケーションの一環として、まずは親類にチャレンジしてもよい」

 一度練習をして感覚を掴んでから実践に向けて準備を進めます。

次回の社内会議は...?

 繰り返しになりますが、次回(9月)の社内会議は、社員同士で「聞き書き」の練習をします。半年ぶりに集まって社内会議を開催しますので、然るべき感染症対策(マスク、マウスガードなどの着用、ソーシャルディスタンスの確保)をとり、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めます。

 事務局メンバーも社員に混じって練習に参加します。社員のみなさんのお話が聞けることが、今から楽しみです。

 次回の活動レポートもお楽しみに...!

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