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詩生活

シンクに溢れるお皿たち
いつになったら洗えるのだろう
ずっと側にいるよと言ってる気がする
ちょっとした絶望よね

燃えるゴミの日
隙間の多い袋を
抱えて降りる階段には
誰の足跡も残ってないよ
ああ
この隙間と一緒に捨てたんだっけ

夏にひび割れてしまった鉄線硝子
いつの間にか広がって
僕の顔に蜘蛛の巣張った
エサは来ないよ 蜘蛛さんや
ここにはちょっとした絶望ばかり
ああ
それが食べたかったのか

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