読書記録|認知バイアス事典(2)
読了日:2022年12月
一作目が面白かったので二作目も読んでみた。
一作目では、
論理学的
認知科学的
社会心理学的
について、そして今作では、
行動経済学
統計学
情報学
についての事典となっている。
一作目同様に各部門を3人の専門家がそれぞれ記述。
残念に思ったのが、今作の3部目、「情報学」のパート。
項目解説の際に、例として昨今話題の新型コロナウイルスやそれにまつわることを取り上げている部分があるのだが、どうにもこのパートの執筆者自身がバイアスに囚われているような気がしてならなかった。
認知バイアスを扱う本であり、一人の著者が自分本意に書く本とは異なるため、個人的な価値観や感情を持つのは自由だが、そのエッセンスをここに入れるべきだろうか?という疑問が残った。
もっと中庸な書き方をされる方が好ましいのではないか。