真夏のような室温の下がらない寝床のなかでちょっと興味深い夢をみた
(2024.11.4加筆)
はじめに
よく夢をみる。けさのは比較的覚えている。たいてい乗りものに乗り遅れたり、つまづいてころんだりなどとるにたらないもの。それでもたまに起きたあともそれなりに考えさせられる内容のものが出現する。
きょうはそんな話。
ねむりが浅くて
寝るころでも室内が下がらずじまいのせいか。どうも寝た感じがしない日がつづく。雨つづきで外出せず日中にからだをあまり動かさない、それほど疲れていない日がたまたまつづくからかもしれない。もっとからだをうごかさないと。きっとそのせい。
寝が浅いままだとどうも夢を見がち。しかもとおりいっぺんのものでない。たいてい失敗するタイプの夢。あまりいいことはない。でもなかには起きてつづきを見たいと思うことも。
教室で
けさの夢は後者のほう。高校の教室。放課後なのか生徒たちはいない。ろうかを進むと各教室ではふつうの授業のほかに、つね日ごろ必要な部費やなにかを調達するため、おもいおもいに起業し事業を営んでいるらしい。廊下をすすみながらひとつひとつの教室をみていく。
なかなか熱心なものだな、まあ今どきならあたりまえかと思いつつさらにさきへ。ある教室のうしろの棚などにはそうした事業でつかうのだろう意匠のついた段ボール箱。なにやら文字が読める。「書道IT」。たしかにその教室の廊下にはおなじ商標らしき看板が。
はて、何だろう。
できることで
書道…、ああなるほど。たしかに「今のデジタル印字のフォントはいずれも味気なく、訴求効果をたいして感じられない、もっとこころに響くビビットな文字がほしい」という需要は現実世界にある。そうか、手書き文字を活かしてそれをパフォーマンスもからめて売りにするわけか。
たいていの高校には書道部なるものがある。最近は大きな文字を迫力いっぱいにパフォーマンスをする機会が豊富にある。そればかりでない。手書きの力強い毛筆体はさまざまな場面で活かせる。のし書きなど数枚をいそぐ場合、手書きのほうが臨機応変でできあがりが早い。プリンターで印字された文字ではなかなか出ない表現の力強さ、ゆたかさ、ぬくもりなどを存分に発揮できる。しかも唯一無二。
事業化に
賢い生徒たちだな。たいてい学校には書道部があるし、クラスには書道に長年親しみ達筆な生徒がすくなからずいるもの。ちょうど音楽発表会で困らない程度のピアノの伴奏者がいるぐらいには。
その潜在的な可能性をもつ生徒の腕を活かさない手はない。数年先にいずれは社会に出ていく身だし、その活動をいまからはじめたってべつにかまわない。合法的にしかも実体験としてむしろそれで身を立てていければなおいい。
おわりに
夢から覚めてもしばらくつらつら考えた。どこまでが夢で、どこからが現実か。さかい目がはっきりしない。実際に企業とタイアップして商品開発や販売を実習としてとり入れている高校は確かに存在する。地元にも数多い。
現実にわたし自身、高校生や大学生の協力をもらうこともよくある。日ごろからスモールビジネスの発想ばかりしている。それらをトーナメントにして戦わせ、より現実にかなうものを選抜することばかりしている。
上の夢はあたまのなかの配線のごちゃごちゃから出現した雑多な夢のひとつにすぎないが、なぜかそれなりの説得力がある。しかも無理がない。アレンジのしかた、やりようによってはうまくいくかもしれない。と家事をしながら思った。
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