散歩をかねた買い物は曜日と日時に気をつけないと
はじめに
衣料品が心ぼそくなったのでネットで注文しようあるサイトを訪問した。なぜかふだんづかいのはずなのに画面上の品物がこころなしかどれも高い。よく考えるとボーナス時期。衣料品をふくめてもっとも値のはる時期なのかもしれない。
きのうは処分品でかまわないので店で買おうと、朝の食事のあとの散歩をかねてむかう。開店時間を見はからい家を出て目的の店へ。
ところがなかなか目的の衣類はみつからない。てまどっているうちに思わぬことにまきこまれた。
きょうはそんな話。
散歩をかねて
きのうまでの数日間、どんよりした雲がたちこめあきらかに木枯しらしき風がずっと音をたてていた。窓ごしのベランダのむこうの紅葉は吹き散らされてすでに葉はわずかばかりに。
休日のおそめの朝食をとりおわる。ああ、そうだ下着とくつしたを買いたしておこうと、雲が切れはじめた空をみあげて散歩をかねて外へとくり出す。この3日間午前中に出かけるには上着が必要だった。
日々着るものを迷い結局は用心のためと厚手のもののほうに手がのびる。その延長でけさもダウンジャケットをとりだし準備もそこそこにおもてへ出た。歩きながら衣料品のある大型のスーパーのほうへ歩をすすめる。
慣れない道
ここまで片道2キロほど。散歩としては長めのほう。郊外にくらしていたころもごくたまに車で訪れていた。街なかへとひっこしあるいていける距離になった。
最短コースをあたまのなかに思い描きながら、住宅街の道をえらんでいく。このあたりはほぼ初見の街路ばかり。なるほどここにでるのかとか、こんなに勾配があったのかと車では気づきにくいことでも歩くといろいろわかりたのしい。
店で品えらび
ふだんづかいの食料などはさすがに家から2,3分以内のところの複数の店で手にはいる。衣料品ともなるとあつかう店舗はいずれも家からすこしはなれている。お目あての品目にあわせてえらぶ。
きょうの大型店は上着以外の着るものが豊富でわりと年中安価。実店舗ならばまずはここをえらぶ。川に沿う雰囲気のいい道をすすみ、ほぼなにも考えずに開店まもないなかにはいる。衣料品のある階へと階段をのぼりむかう。ほぼ人影まばら。ゆったりと品えらびができる。
おなじ店でも
以前とは商品の配置が大幅にかわりとまどう。このフロアには婦人ものとこどもの衣料品が9割。そこへおまけ程度に紳士ものというあつかい。しかもインナーのコーナーはおたがいとなりあう。やむなくごく近くの女性の方々に背をむけここはわりきり品えらび。おたがいに気をつかうのでもうすこしだけはなしてほしい。
男性の方はお気づきかと思うが、紳士用の下着の種類はちょうど過渡期といえそう。むかしながらのトランクス、ブリーフ、そしてふえつつあるのがボクサーパンツ。店にくるたびにそれぞれ店のコーナーにならぶ比率が変わりつつあると感じる。
ようやくくつ下とともにえらびおわり、さてレジはどこかなとみわたしておどろいた。
おわりに
なんとぐるりとレジの方向へとヒトビトがすらりとならんでいる。あれいつのまにこんなにヒトがいたのかとびっくり。レジ前にずらりと30人ほど。
どうやらきょうはあいにく(わたしにとって)、衣料品処分のセールの日だったらしい。しかもポイントが10倍うんぬんと放送している。しまった。そんなこととはつゆ知らずいつもの閑散とした店と時間をイメージしてきた。
たしかに日曜日で人出が多いのは必定。昨今の状況にまだ注意の必要な身でもあり、混雑をさけて必要なものだけえらんでごく短時間で店をでて帰るつもりだった。品をもどして出なおすか。躊躇したがさきに用事をいれていないので気長に列にくわわり待つことにした。休日だからなんとかなった。これからは曜日をえらんで来よう。
そとはすっかり風がやんでいた。3日ほどいすわった真冬なみの寒波はすっかりいなくなり、文字どおりの小春日和。帰り道はうっすらあせをかくほどの陽気に。
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