値上がりへの対処として米が高くなったぶんだけやむなく米をへらしてパンに変えた
はじめに
値上がりしたのならばしかたない。
べつにそれについてどうこういうつもりはない。農家もたいへん。ただし消費者のひとりとして背に腹は変えられないのでなんらかの方策をとるしかない。おのずと米の値上がりぶんを食パンなどへ変えてしのぐことに。
米好きとしてはこれもいたしかたない。わたしも農産物をしばらくつくっていた。自然を相手にするしごとなのでこればかりはしかたがない。来年の作況指数すら気になる。多くの食品が値上がりしたぶん、ほかを節約して出費を抑えつづける。ふやすわけにはいかない。
きょうはそんな話。
店に向かうと
昨年、食料品の値上げが進むなかで米は相対的に安いまま。それに油断してしまった。報道によればことしの米の在庫がすくなく推移しているとのこと。
米をさがしに店にむかう。すでに米をもとめて4回ほど出直した。たしかに値上がりが進みつつあると実感。そのたびに買うのを断念。新米が出はじめると古米のほうがやすくなるだろうと予測。そうならないうちに古米のほう(これが高くて買えない)は店からどんどんと消えていき、そのぶんより高値の新米が出はじめた。いずれも手が出ない。
これは想定外。もうすこしだけ古米が出つづけて相対的にやすくなるだろうとのわたしの見込みははずれた。購入の時期を逸しつつあるなあと悠長に構えていたが、どうやら自宅の米ののこりがおぼつかなくなりつつある。
もちろん先週には用心してやむなくふだんより400円ほど高い米を生協で泣く泣く注文を入れた。これでもここ1か月では安めのものをようやく見つけられたと思ったほど。ほかの食料品の買い物でやむなく調節。
どう対策するか
昨年はどうしていたかというと上に書いたように米自体が相対的に安かった。新米が出るまえにさらに古々米が安くなった。わたしはまったく古い米を気にしないで食べる。思わず安いなあと思いつつ躊躇せずに購入。しばらくのあいだ米ざんまい。
最近は保蔵技術が進んで古々米でも遜色なく食べられる。そして新米がメインで売りに出されると、早速古々米の店の在庫が尽き、古米へと切り換わった。わたしは店でいわゆる「新米」と称するものはここ数年食べていない。もっぱらこのようにして古米もしくは古々米で満足している。
この行動で市場に出て売れずに処分にむかうぶんをすこしでも減らせる。わずかでもこうして世のなかの食べられないまま処分されてしまう農産物を減らせるならばじつにうれしい。
財布にやさしい
今回は米の在庫が心細いらしい。それが原因の米の値上がりとのこと。したがってわたしが期待する古々米、古米は今シーズンは期待できない。とうぜんだが、ことしの猛暑もあり7月時点での作柄は例年なみとの予測。ただしこれだけ東北を中心に台風でははたしてどうだろう。あまり楽観視できない。当面の米の値下がりは期待できなさそう。
昨年は米以外のさまざまな食品が値上がりした。米は例外だったと言っていい。それがことしは様相がことなる。わたしのすきな米が値上がりの対象に。
そこでどうするか。主食を米からすこしでも安いほうへと切り換えた。最初は健康も考えて米に押し麦を混ぜようとした。ずいぶんまえにしばらくやっていた。ところがそのうち押し麦は米より高くなりやめていた。むしろ米を買うよりも高くついてしまう。これでは意味がない。
さてどうするか
押し麦がだめならばと食パンなどのパン類に切り替えることに。それまでも朝食はパンかマイグラもしくは手づくりのパンケーキ。当面は米の値上がり相当分(わたしの場合にはおよそ20%ほど)を米1回をパンへと変える。朝昼晩2日間のローテーションで、パン・パン・米、パン・米・米。夕食は米で温存。これでなんとかなる。
できれば全粒粉などの精白していない小麦のパンを食べたいがなかなかそうもいかない。パンも値上がりしたから。やむなくセール品をみつけて購入。米を買えずパンに変え、そのパンもまともに買えずにセール品をさがす。あるいは切り替えはずのパンをさらに安いオートミール(オ)に切替えた。朝昼晩2日間のローテーションで、(オ)・パン・米、パン・米・米。
おわりに
すでに月々の節約を徹底しようとすればこうするしかない。昼は2日に1回しか米を食べられない。みそが減らなくなった理由に合点がいく。ふだんどおりの生活をつづけているだけなのに、出費をいつもどおりにするにはこうして主食の米を辛抱しないとやっていけない経済状況とはいったい何なのだろう。
米を買うのはもはやぜいたくなのか。そうちらりとあたまをよぎる。しかも市販の食パンにしても定価で買うのはなかなか難しい。そんなに食べていない。1食ぶんとして食パン6枚切り1枚におかずなど。
それでなかなか出費をふやさないで生活を維持するにはほかにしわ寄せがいきそう。今度は抑えるとしたら水道代やクーラーの使用などだろうか。決して水もぜいたくに使ってはいない。あまり出費の削減にはならないだろうが、しかたがないのでまずは給水制限中とみなして、なるべくシャワーだけにして風呂をわかさない時期を遅らせようと思う。
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