世界をみつめて毎日のサポートすべきことを生徒の課題一覧から選んでひとつひとつこなしていく
はじめに
学びはこれといって決め手となる方法があるわけでない。20年のあいだ学習サポートをつづけてすこしだけ見えたこと。けっきょく地道にわかるところからコツコツ積み上げていくしかなく、土台をいかに強固にするかにつきる。学んだことは糧になる。なあんだとお読みの高校生もいそう。でもそれって結局のところいちばんの早道かも。
きょうはそんな話。
高校生へ
教える学年によるかもしれない。受験生かそうじゃないかに左右されるかも。もちろんそのほかにさまざまな問題や悩みをかかえて訪れる児童・生徒は多い。まずは問題解決の糸口を探るところからはじめる。
万人に「これです」といえる方法があるわけでないし、だれにも通用する学習法なんてあるとは思えないし、やろうともしない。よかれと思うことをひとつひとつやってみてようすをみるぐらいしかないといえそう。
いろいろな手法
そのかわりサポートする立場で教える・ささえる方法をさまざまもち、ひきだしが多いほうがいいし、ある程度経験が豊富なほうが臨機応変に対処しやすい。試行錯誤してじぶんのものにしてきたのはわたしとておなじ。
生徒が身につけつつあるプロセスとわたし。それほどちがいがあるわけではない。「先にはじめた」というだけのアドバンテージがあるにすぎず、それを日々更新して省みる作業をこなしたぶんだけ報酬をいただけているにすぎない。
はたして
このところ北欧には一部脱デジタル化の方向に学校教育をすすめる国があるという。
いきすぎたデジタル教材の活用や手法が学びにおいてプラスに作用していないらしい。これはさまざまな教育法の導入にあたりありがちかも。わがクニとて教育行政の歴史はそのくりかえしともいえそう。
いきつもどりつ、行ったり来たり。かえってデジタル化が延々と進まないわがクニの状況はかえってちょうどよい状態なのかもしれず、それさえのちになってようやく知れるにすぎない。このクニの教育課程を経た若者はけっこう国際的な舞台で活躍がめだつし、ものおじするようすをあまり感じない。
どこもおなじ
いまの若い方々が国内外を問わずわが道をたんたんとすすみ、パーソナリティーを発揮するようすは好感がもてる。くわえて諸外国で地道に生きる方々のご様子をnote内に拝見する。もはや以前よく目にした追いつき追い越せの状況とはちがう空気をかんじる。それぞれの価値観には違いや多様性がある。たくましいなあとつねづね思う。
おなじヒトにはちがいない。こども時代にさまざまな教育を経験しておとなになる。そして国際的な場を行き来する。ひろい意味で制限はないし、自己責任のうえでほぼ自由に活動できる。そんな時代にいる。
おわりに
なにを身につけ行動するか。まなびはいずれ実践の場へとむすびつく。世のなかで活動するうえでの基盤づくりにちがいない。身につけたものを目の前の課題にどう活かすかは個人次第。
せっかくならばと学習サポートではつねづね上に記したことをあたまに描きつつ、たえず意識しながら生徒たちをどう導びけるか、つたえるか判断する。これには日々の課題をコツコツこなすしかない。同時に未来を意識して話すこと。どうしたらより活動しやすいか、世に出る際に糧になるか。
それにともない生徒たちの笑顔の反応があるといちばんうれしい。
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