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サケ、マグロに目は向かず近海の旬の値ごろのさかなをおいしいと感じる


はじめに

 どうも鮮魚はサケとマグロばかり目についてしまう。両者はきっと人気なんだろう。それでも近所の店々にまだ鮮魚コーナーがあるだけマシだと思わなければ。たまにそれら以外の地元のさかなを売る店に向かう。

次善は国内の北の海からのもの。ふんだんにあるサケ・マグロを横目に、おめてのないときは買わないかやむなく海外の冷凍品もしくはかんづめ。つまりわたしの順番はこんなふう。やっぱり地元の鮮度のいいものが安くていちばんおいしい。なにも手のこんだ料理をせずとも素のままでいただける。

きょうはそんな話。

あるだけまだいい

 すみかの近くでは2か所の店が旬のさかなを仕入れてくれて、もっぱらそこで買う。おそらくチェーン店のはず。その店に寄りつくお客さんに合わせて差配するようでおもしろい。

おなじ系列でも研究パートの職場近くの店には鮮魚まるごとは置いてなく、切り身か半調理品がほとんど。ここの客の過半が学生たち。一方、古くからの住宅団地の店ではさかなはまるごとが半分を占め、しかも種類も比較的多い。後者では季節ごとに品えらびがたのしい。

暖流と寒流の両方のおかげ

 このクニの近海は場所によって異なるが、寒暖のさかなの両方が混在し、しかも豊富と言われてきた。ここ最近はそうでもないのかもしれないが、さかなを口にする機会はやはりそれなりにある。

サケやマグロは世界各地からかき集めているらしい。好まれるのかそれらがほとんどのスーパーすらある。「さかなの身は赤かピンク」切り身ではそんな印象。もはやもとのさかなを描きわけてごらんといわれてこどもたちだけでなくおとなたちをふくめてどれだけのヒトが描けるだろう。それほど店にならぶトレイ入りの切り身では実感がない。

カマスやアジに感謝

 このところ比較的いろいろなさかなを目にするが、きょうは丸々して鮮度のいいまるごとのカマス(アカカマス)を購入。大きなものが3尾で100円。なかにはほんのすこし小さいサイズで5~6尾入ったものすらある。あきらかに後者のトレイはパンパン。よく入ったなあというぐらい。

さばくのは苦にならないが調理後の食べる回数に合わせて3尾入りをとる。まとめて調理。この時期は脂がのっていて包丁に脂がつくほど。青っぽいアオカマスのほうの旬は夏。こちらはさっぱりしていて夏に合う。

小あじも安くて数えきれないほど入って100円。先日はさばいて片栗粉をまぶしまるごとソテーしてやさいの千切りと酢漬けに。3日間ほど冷蔵庫で食べられる。

おわりに

 調理にひと手間かかるさかなたち。はたして売れるのだろうか。すこしだけ心配になる。いそがしくて夕飯をつくる時間を確保しづらい方々が多いと聞く。

そこへまるごとのさかなはたしかにイメージしにくい。見慣れない深海魚も登場。やはりおなじさかなでも半調理品やなにかでもって済まさざるを得ないのかもしれない。もちろんわたし自身そうしたものをつかう機会もある。

それでもやはりなべやフライパンで調理して食べられるとほっとするし、腹へのおさまりもいい感じがする。

たしかに生ゴミを出せる前日にさばけるといい。賃貸暮らしで夜明けまえに出勤するのでゴミ出しには苦労するので。


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