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このところ身近に訪れる心地よい鳴き声の鳥の正体がわかった


はじめに

 自宅とその近くの職場にたびたび訪れて心地よくさえずる鳥がいた。よく通る声。ようやく正体がわかったのでここに記しておく。

声はすれども・・・

 昨年あたりから自宅とそこから600mほど離れた職場の上方でさえずる声がしていた。山登りで高原で聞くような心地よく、気持ちよさげな鳴き声。姿をなかなか確認できずに名前がわからずじまいのまま。

何度か表に出ては姿をさがすが見当たらないか、遠すぎてどんな特徴の鳥かはっきりしない。これまで家に来た新参者ならば、何度か観察しつつ名前を調べて絞り込み、探り当てていた。この作業はなかなか楽しい。仕事の休憩時間などにその作業で気分を休めていた。

けっこう自宅の庭にはさまざまな鳥が来ている。ツバメ、メジロ、ハシブトガラス、キジバト、スズメ、シジュウカラ、コサギ、トビ、ムクドリ、ヒヨドリ、ウグイス、ジョウビタキ、モズ、ハクセキレイなど。

いずれともちがう。声はすれど姿は見えず。今回はなかなかわからずじまい。

ようやく正体がわかった

 それから半年がすぎ、職場の建物の破風の部分に鳥がとまっていた。けっこう大きい。ヒヨドリほどある。その姿を見届けしばらく家のなかで作業していた。すると例の鳴き声が聞こえる。ああ、この鳥だったのか。

首から上が青く見えた。青い鳥はめずらしい。ネットの図鑑で青い姿を目印に探す。わりとあっさり見つかった。イソヒヨドリ。写真で見ると、オスの上半身はあざやかな青。風のうわさによるとNHK総合の「ダーウィンが来た!」(10月10日放送など)で取り上げられたらしい。まさしく偶然。

これまでも姿を何気なく目にしていた鳥かもしれない。ただ姿と鳴き声はタイミングが合わないと意外と頭に残りにくいもの。今回、職場に訪れてくれたおかげで名前を知れた。


おわりに

 探していた鳥に行きあたれた。先日、家にいるとべつの聞き慣れない鳥の鳴き声がしていた。だんだん鳴き声を聞きわけられてきたのかもしれない。新客の到来。まだ姿がわからない。

五感をたよりに自然と接するのはなかなか楽しい。巣ごもりがつづいているが、中山間地に暮らしているおかげだろう。注意深くしているとそれまで見落としてきた生き物たちの挙動への興味がこれまで以上に湧いてきた。

以前の記事にさまざまな動物たちが自宅へ訪れるようすを記した。じつは目と耳をもっと使うとより多くの生き物たちがここに訪れていそうだ。

無理せず、楽しんでいきたい。


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