てづくりのたまごサンドをつくりながらパン切り包丁のつかい勝手のよさを考えた
はじめに
先週の土曜日はひるからしごとはやすみ。ほっとひといき。そこでひるごはんにたまごサンドをつくろうと思いついた。
ゆでたまごをゆではじめた。前の日に買っておいたパンを切る。そこでふと手にした道具のつかいやすさとありがたみについてあらためて気づいた。そんなおはなし。
しごとののちに
8時にはじめた学習サポートのしごとを午前中に終えて家路に。そうだたまごサンドをつくろうとふとあたまにうかぶ。きのうパンを買ったばかり。まだやわらかい。たまごはおもいのほかたくさんストックがある。
これから年の暮れにむかい、とりインフルの関係から値上がりが予想されているたまご。いまのうちにたべておかなくちゃ。ゆきひらなべで湯をわかし、さっそくゆでる。そのあいだに6まいいりのパンのふくろから食パンをとりだす。これではサンドイッチには厚すぎ。
こういうときのパンきり包丁。いつも出刃包丁とともにながし台のしたに待機している。パンをちいちゃなプラ製のまないたにねせて、パンにてのひらをそえつつパンの耳のかどからはばのちょうどまんなかあたりに包丁の刃をあててすぅ~とひく。4つある耳のかどにそれぞれ包丁をいれるとほぼ切れている。
コツはひとつ。4つあるパンのかどっこでさんかくをつくるように包丁をいれると刃がはいりやすい。ちょうどさかなを3まいにおろすように左手をひらいてパンにあてる。1まいのパンを2まいにひらくかんじ。
パン切り包丁とは
ふと思った。このパンきり包丁、おもしろいかたちをしている。刃わたりは異様にながぼそい。30センチほどで幅は2センチ半ぐらい。刃は波打ってるし。
2センチほどしかない6まい入りの厚みのパンをよこから刃をあてて、なんなくうすいパン2まいにできる。どうしてこんなかたちでもとからうすいパンをよこにスライスできるのだろう。包丁をみつめつつかんがえはじめる。
道具の妙
こうした道具は長い年月のあいだに改良がくわえられていまのかたちにおちついたはず。じぶんではじめからパンを切るための包丁やナイフをつくろうとしたら、とてもじゃないがいきなりこんなかたちの包丁など思いつかない。
まずなにより長さ。なんでパンのながさよりもこんなにながいのか。あんていのため? おおきなパンやホールケーキのスポンジをスライスするのと兼用? 大は小をかねているのかな。でもフランスパンならば包丁はみじかくてもよさそう。あっ、バケットつくるときにたてに切れめをいれられるか。
ながさはさておき、刃がなみうっているのはなぜだろう。このほうがたしかに切りやすい。ちなみにふつうの万能包丁でパンをおなじようにスライスしてみたが、包丁の刃にパンが密着してきて切りにくい。パンくずもでやすい。
なるほどなあ。よくかんがえられてるなあ。
おわりに
日常、つかう道具はいずれもよくかんがえられている。きほんどおりにつかえばこたえてくれる。要はつかいかたにありそう。せっかくのくふうにみちた道具のつかいかたを知らなければたからのもちぐされ。
こんな道具はおそらく家のなかにいくつかころがっていそう。それぞれもういちど基本にたちかえってみようっと。
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