トマトメインの濃いめの野菜ジュースでパスタのソースをつくるとなかなかおいしい
はじめに
さまざまひとりぐらしであれこれつくり食べるはたのしい。じつに多様なだけの材料が手に入る。しかもそれらの多くは店での処分品。そんなにふところはいたまない。きょうはわれながら意外な組み合わせでアレンジしてパスタをつくった。予想以上においしい。
きょうはそんな話。
処分品の数々
この近くのスーパーの処分品を陳列する時間をつかめたのは大きい。しかもふだんの買いもの時間としてちょうどいい。そんな時間帯このコーナーにけっこう選べるほど品物がならぶ。今回はきのこ類にしようかなとか、にらをきざんで冷凍しておこうかとかとさまざま。
いずれにしても市価の半額。あえてふだんの生活費をおさえてスモールビジネスの新事業を成立させようと練りつつあるのでようやく買える値段。これでかまわないし、組み合わせて料理の発想をためせてあたまの体操にいい。
ローリングストックを兼ねて
夏まえから保存しておいた品物を処分中。夏を越したものはなるべくはやめに使い切ろうと現在積極的に消費中。ペットボトルの野菜ジュースを1本みつけた。
トマト中心にあとは数十種類のやさいをまぜたとろりと濃いめのジュース。ここ数日でようやく飲み終わりそうで、あと100mLほど残った。そうだあれに使ってみようと、以前から想定していた使い方をためそうとあえて残した。
そこで処分品のやさいたち。エノキ、にんじん、ピーマン、たまねぎを適当なサイズにきざみ、フライパンでかるくいためた。そこへ酒、水、そして上のやさいジュースののこりをペットボトル内を水で洗いつつくわえる。べつのなべの湯でパスタをゆでる。
味つけは
うす味にしあげたいのでここからは家に常備している品々ばかり。コンソメの固形スープのもと3分の1かけ、豆板醤、こしょう、ナツメグ、バジルをふる。そこへまだかためのパスタをくわえてひと煮立ち。
ぐつぐつと赤いソースをかきまぜるとゆるめのソースたっぷりのパスタができあがった。まったくはじめてつくるやりかた。トマト缶よりもなめらかな出来。
米のかわりに
このところ米の消費を減らそうとけっこうパスタをつくる。身近な材料中心。最近おいしかったのは殻つきの新鮮なエビのパスタ。新鮮なものが手にはいったらつくる。フライパンで殻つきのままくだいたにんにくとソテー。
強火で殻ごと火を通し、酒と少々の水、そしてにんにくだけといっていい。香ばしくてエビ(頭つきのまま)からいい出汁とにんにくのかおりが合わさりおいしかった。これが1番かな。チャイブ(あるいは細ねぎ)、乾燥バジル、青のりなどをふると一気に豪華にみえる。
2番目はトマト缶をまるごと使い、サバのオイル漬けをくわえただけのかんたんなパスタ。これもシンプルでじつにおいしい。
3番はつぶしたにんにくと生のバジル、塩、こしょうだけのパスタ。これはうまくつくれるとじつにおいしい。まったくほかの材料なしにつくれる。
おわりに
パスタはそのまま主食になりえると思う。おかずはやっぱりパン。シンプルなものでいい。あとチーズがやっぱり合う。3者が出会うと絶妙。
だんだんとごはん中心だった生活からはなれていくようで一抹のさびしさはある。そのぶんを和風の煮物などでおぎなう。それでもじぶんなりにあらたな方面を開拓できつつあるのは、それはそれでたのしい。
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