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受験後にクールダウンしつつも学習をつづけられる意志があればあとが捗るにちがいない 


はじめに

 主宰する学習サポート。ひとあじちがうと自負する。それは受験後。たいていは目標を果たせればそこでおしまいとなるところが多いのでは。中学から高校ならば最近は中高一貫校がけっこうあるのでそのままつづける場合もあるかもしれないが。

わたしのところはそれとは関係なく、やる気さえあれば合格後もつづけてくるようにアドバイス。べつに商売気を出してそうしているのではなく理由があるから。

きょうはそんな話。

クールダウンしてつないだほうが

 中学から高校へ。高校から大学へ。とくに前者が該当するのはまちがいない。高校に合格するあたらしいスマホをおねだりしたり、受験勉強のあいだにできなかったり、辛抱してきたりしたことをいっきにやろうとしがち。

それはそれでしっかりした目標やなにか意図がある行動ならばおすすめにちがいない。その一方でそれまでの受験勉強一色だったところから急にまったく勉強しなくなることがありはしないか。どうもこれがのちのち尾をひくとわかった。学習サポートをはじめて数年後のこと。

どうするか

 そう気づいたのはわりと早かった。というのも当時、と言っても17,8年まえのこと。入試の過去問で8割を超えるほどの実力を受験期につけた生徒が、わたしのところを離れ高校にすすみ夏休み頃になると青ざめて訪れる機会が増えたから。

それもひとりふたりでない。当時はどちらかというと中学生におしえることに比重を置いていた。そのため教えるための予習に手のかかりがちな高校生はあまり引き受けなかった。

ところが、ここを中学生当時におとずれた生徒たちが高校生になりつぎつぎとおなじ状況で訪れるため、おかしいなと高校入学以降のようすを何人かに聞いてみた。

原因は春休みに

 どうも原因は高校合格後すぐにありそうとわかった。合格後に羽を伸ばしきっていたらしい。こちらもあまりのギャップを与えてしまうことを反省し、受験前から合格後のありかたとともにクールダウンと称して、こうこうこうだからあいだをあけずに入試後から春休みもつづけて来るといいとその学年以降の生徒たちにアドバイス。

それからは高校1年生の最初の試験で「過去最高だったよ!」とか「学年トップだった」の知らせが続々。なるほどそうかとこちらも納得。なんのことはない。かなりのんびり復習と高校へつなぐ内容をすこしだけ予習したひと押しをやったにすぎない。

そのこころがまえをベースで行動して築けたからの成果。くわえて、自主的な学習を身につけてもらうべく意識して「自分で計画をたててすこしだけ」やりつづければいいとそれ以降言いつづけている。

おわりに

 なんのことはない。継続は力なりはほんとうだったということ。なにもとくべつなコツなどない。地道につづけるのがいちばんだしムリ・ムダがなにもない。

なにも目いっぱいとか、ガリガリやるようなことはまるでない。とにかく細く長くつづけること。こちらはそれをちょっとはなれた位置からサポートするだけ。それならできるのでは。

告知します。
 上の記事をお読みいただいたうえで実践してみたい方のご相談をお受けします。
 今回の入試あけすぐからネットで学習をサポートする中学生もしくは高校生がいらっしゃいましたら、noteメンバーシップ(準備中)のかたちで立ち上げてつのります。ネットでながくほそくつづけられそうな方、ご興味をおもちの方は左上の自己紹介欄のメールにて。


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