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さむさにあたり長ネギや白菜などがおいしくなり順次収穫
(タイトル写真はニラの花。ここから種子をとる)
はじめに
こちらも7年まえの日記から。やさいづくりがもっともさむい時期になり、はたけの準備にはいるころ。
暮れに近づいて鍋物が多くなる。はたけのやさいがどれも大きくなった。長ネギはよくできて、洗うとほんとうにまっしろでほれぼれするほど。やさいはそれぞれすがたかたちはそろわないけれどよく見ればうつくしい。
きょうはそんな話。
さむさにあたると
どのやさいもさむさにさらされて味がよくなりしゃきっとしている。多くは畑Bで収穫している。葉菜類についてはほんのすこししか栽培していない。生長のいいものから抜いていき、それでもつぎつぎと大きくなり食べがいがある。
このところそうしたアブラナ科のやさいばかりを収穫している。秋作のこれらのやさいはどれもさむさを待ったうえで収穫を本格化させる。
ほかのやさいも
博多カブはその一例。順次収穫しているつもりが数日油断して目をむけないとしっかりひとまわり大きくなり土の表面から顔をだしている。かたちよくまっしろで味もよい。たいていうす切りをこんぶをこまかくいれた甘酢につけて浅漬けでたべる。鼻につんとぬけてごはんによく合う。
心配なのは厚手のビニールトンネルをかけたジャガイモの株。生育がおくれ1月中旬ごろに採れないかと思う。いちばん霜の心配な時期。そこさえのりこえて葉が残ればなんとか大きくいもがそだつ。
こればかりは天候をいのるしかない。
収穫がつづく
それからこの時期に収穫するのが長ネギ。はくさいともになべの材料として欠かせない。いずれもまさに旬の時期と言っていい。
両者はこのところの低温で味がのり、甘くとろりと口あたりがいい。あまりにおいしいのですこしずつ畑から抜いてだいじに食べる。
さっそく来年用にと長ネギはおなじ種子を買った。種子ぶくろは蒔きおわると保存しておき、そこで確認して注文をいれる。おいしかったらすかさずおなじ種子を買う。
栽培に時間がかかる
長ネギはまえの年の秋に蒔いて苗をそだてる。もとは小ねぎほどしかない。クワのふかさのみぞに定植した苗にたいしてたびたび両側から土を寄せて下部を隠していく。ちょっとおおげさなぐらい寄せる。この期間がながい。
その前提で寄せるつもりの溝からほりおこした土を両端に準備する。ここになにも蒔かずに堆肥や肥料をしっかりいれておく。こうして肥料たっぷりの寄せるための土を準備。
しばらくのちに地上部にすこしだけあったみどりの部分がひとサイズだけのびる。すると土をふたたび寄せる。そして伸びる、寄せるをくりかえす。白い部分が陽にあたらないまま寄せたつちのなかでのびていく。
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おわりに
長ネギのこの作業はおもしろい。このクワ1本の土寄せ作業がおもなもの。したがってはたけには長ネギのはえているところに土の長い山脈が築かれていく。
収穫の作業は端からこの山脈をくずしてながく白くのびた部分を傷めないようにそぅ~とクワで土を掘る。こうして販売用のふくろから飛び出すのではないかというほどのながさの長ネギができる。
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