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そういえば数年前までいちばんいそがしいはずのこの時期に塩漬け梅を干して梅干しをつくっていた
はじめに
梅雨が明けるとすかさず待ったなしでやる作業があった。あらためて思い出し、数年前に撮りためたなかからタイトル用の写真をさがす。
畑ではかぼちゃのつるのかたづけ。ところせましとつるがのびトマトの棚にまで伸びているものも。収穫のおわった株のつるをかたづけて土をほぐしておく。とれたかぼちゃの実は盆すぎまでは持たないのでこちらも急いで食べてもらえそうなところへ配る。
本業の学習サポートは夏休みをむかえていちばん朝から昼間が忙しい。ほかにもやりたいことの多い時期。それを思い出し記す。
きょうはそんな話。
あれもこれも
昨今の状況が起こるまでこの時期はてんてこまい。なにしろあれもこれもやりたい時期。とくに日々の午前中の時間帯に作業が重なる。分身の術がつかえればそうしたいぐらい。
本業の学習サポートではラジオ体操を終えた小学生がいちばんのりでやってくる。ここで持参したおにぎり(自分で準備するように言ってある)を食べ終わるとすぐに学習にとりかかる。児童たちの相手を終えると今度は中高校生たちがやってきてその相手をする。いったいいつ畑仕事をするのかというとその前後。
わたしは朝の4時に起きて朝食前に畑仕事、場合よっては収穫物を車で15分の販売所へならべて即座に家にもどり朝食、そして上の学習サポートがはじまる。
午後には
朝と夕には畑が気になる。暑さがピークを迎えるまえに水やりをする。広くないので30分ほどでまき終える。それでも汗びっしょりに。日になんどもシャワーを浴びる。
すぐにじゃがいものたねいもなどをはたけに入れたいし、にんじんの種子をまき終えたい。雨のいちばん降らないにわか雨だけの時期。はたけに何度も出向いてにんじんの水やりをわすれずにするのはなかなか。芽が出るまでが肝要。芽ぶきさえすればあとはうすく刈った枯れ草や腐葉土などで根元の土をかるく表面をおおうようにマルチしておけばいい。水やりはしない。
その合間に塩漬けしておいた梅を竹の大きなザルにひろげてカンカン照りの炎天下のさなかに干す。強い日差しでおいしくなる。もちろんにわか雨には要注意。だいなしになってしまう。畑には雨がほしいのに梅にとっては厳禁。この時期にはそんなしごとがいっぺんにやってくる。いっときも空のようすから目が離せずいちばんいそがしい時期と言ってまちがいない。
場合によっては
午後すこしだけ休憩すると、そののちは翌日販売所にもっていく分の野菜の仕分け作業は袋詰め、パック入れの作業。これが翌日の学習サポートのための予習や準備と並行して夜寝る前までつづく。
そしてはたけの作業日誌と販売所へ持ち込んだ野菜のリストアップ作業。なにがどのくらい売れているかで各販売所にもちこむ野菜を割り振っていく。これはなかなかやっていてたのしい。世間相場を販売所でつかみ、自分の采配ひとつで量と値段をきめられて売上が変わってくるからおもしろい。
おわりに
こうして7月後半から8月いっぱいは、あっといまに過ぎていく。ほんの4年前までそんなふうにすごしていたのが信じられない。はたして現実だったのかどうかさえあやしい。
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