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庭でブルーベリーを挿し木でふやす 自分なりの備忘録
(2024.3.11加筆あり)
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はじめに
ブルーベリーを手元において25年ほどになる。ことしもきのうから庭で果実を収穫しはじめた。紅葉もたのしめるうえに、ごくごく低木(ヒトの高さほど)で病害虫にもつよく、そのまま食べられる手軽な果実も賞味できる。サラダやヨーグルトのトッピングなどふだんづかいとして重宝している。
昨今の巣ごもりに近い生活のなかで、庭で「食べられるもの」を収穫できることにこれほど喜びが感じられ、感謝した年はないぐらい。
さて、これまでこのつかいでのある果樹をさし木で株をふやしてきた。これまでやってきたことを備忘録としてここに残しておく。
ブルーベリーは育てやすい
25年ほど挿し木苗を育ててみて、まず思うのは育てやすさ。さまざまな庭木や果樹を庭に植えつけてきたが、場所によってやはり向き不向きがあるのはまちがいない。
この土地、この地域の風土や気候、土壌にあう植物がある。それをみつけるのはカーデニングの作業のひとつともいえる。極論すれば生き残っているものがそこに合っているものと雑な言い方になってしまうがまちがいではなさそう。
その意味でブルーベリーの右に出るものはいないと、わたしは勝手に思う。以前の記事にしたように、四季おりおりにすがたをかえて楽しませてくれる。
それだけめでてなお愛着がわくせいか、なおさらわが家の庭に合っていると主張したくなる。
もういちど記すが果樹のなかでは病害虫がすくなく、手間いらずな点においてこれほどのものはなかなかないのではないか。
挿し木の時期
さて挿し木について。わたしにとってはどうやら秋に挿すほうがうまくいくようだ。ものの本には梅雨時とあるが、どういうわけかうちでは夏にいろいろと問題が起きやすい。
そこでうちでは暑さをやりすごし、多くの場合には秋(長雨のころ)に挿す。このあたりは気候や地域のちがいで違ってくるようなので、いろいろとためしていただきたい。
ここではあくまでも経験にもとづき、何度かうまくいった方法を忘れないために記録するにすぎない。そのつもりで目を通していただきたい。
挿し木に使う枝
ふやす際に挿し木にする枝は、伸びたばかりのやわらかい部分は、とり除いてしっかりした箸ほどの太さのある枝でみずみずしいものがつきやすい。長さは7, 8cmほどあればそのうちの半分以上を土に挿す。
枝は採ってすぐに挿す。葉は1枚を半分ほど残すほかはぜんぶ除去する。枝のもとのほうには発根促進剤をつけてもいい。ブルーベリーの場合にはなくても支障ない。
挿し木の短い枝を鉢の赤玉土(細粒)に挿して、じゅうぶん水をやり、鉢をビニールで覆って、春までそのまま常緑樹の木の下などに放置。翌年の春に芽をふいてきたものは生きている。
挿し木ののちは
そのまましばらく育てて葉がしっかり展開、数か月はそのまま育てる。根が鉢にまわり始めたら、根を傷めないように大きめの鉢にわけて移す。
高温期や乾燥期の植えかえは慣れないうちは避けたほうがいい。11月頃か3月頃が無難。酸性を好むので大きくなったらピートモスなどを土にくわえるといい。
葉を開いて枝がのびはじめたら肥料をやり、そのまま水やりをする。翌年に鉢に根がはってきたら、鉢かえでなく露地でも育てられる。うちではあまりに小さいと草刈り時に刈ってしまうので、じゅうぶん大きく伸びてから露地に移植している。それまでは鉢植えのまま。
その他のブルーベリーの増やし方
うちでおこなう挿し木以外の方法でまず失敗しないのは株わけ。これも葉を落とした秋がいい。大株からよく枝元を確認しつつ、じゅうぶんな根がついている株を根元で切り分ける。かなり手荒なぐらいでちょうどいい。
根さえついていればけっこうつく。新しい鉢や露地の土をよくほぐしてから水ぎめして植えつける。根元近くを支柱に結束して固定、風でうごかないようにしておくといい。
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