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ガーデニング・農作業の備忘録

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わたし自身が忘れないための庭の果樹やハーブ、草花の育て方、畑の作り方など。あくまでも自分本位なメモ。
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#野菜づくり

栗の実がついているはずなのに収穫に行かないままに何年も放置している

はじめに 店でここよりも北の地域で収穫された栗の実を目にして、そういえば畑の大きなくりの木々を思い出した。昨今の状況以降でこの地域の畑に出歩いていない。つまり収穫に向かっていない。すでになかば放置状態。 きょうはそんな話。 畑に向かわない 引っ越して以降はこの谷間の集落には週2度だけ両親のようすを伺いつつ、すぐそばのもとの家で学習サポートの教室を開く時間以外に向かわない。すでにくり畑には3年行っていない。歩いて数分なのに足が遠のくと意外とこんなもの。以前にはわたしが1か

長い期間にわたり新鮮なたまねぎをあじわうには前年の下準備から

はじめに 数年前までたまねぎをよくつくっていた。極早生、早生、中生、晩生とその土地や気候に合った品種をいずれもえらべる適地。作らない手はない。いずれもつくり収穫した経験あり。 うまく品種とまきどきをまちがわなければ、つぎつぎとみずみずしいたまねぎをたべられる。あまりしられていないが葉もじつにやわらかで食べやすい。 8年まえの記録から。 植えどきが肝心 早生のたまねぎを植えたくなった。選んだ種子はサラダオニオンレッドという品種。9月8日蒔いた。 台風が近づいているわり

やさいづくり備忘録:さむいさなかに春をかんじたのかはだか麦が伸びてきた

(2024.2.12加筆) はじめに 8年まえの記録から。当時、ふと麦を育てたくなった。えらんだのは実ったあとの脱穀の手間と、この土地への相性をかんがえて比較的あたらしい品種のはだか麦。 そだてたようすを記す文面からはじめて播種したときの試行錯誤の状況や期待感などがわかる。文章はほぼ当時の記録のまま。 観察していると 散歩で麦を見てきました。遠くからながめてもこの一画の若葉の緑が美しいです。晴天の陽ざしのなかで、若葉色がかがやいています。 ここに蒔いたのは倒伏しにくい

この時季の農作業:ウリ科の苗を虫と風から守るためのビニール囲い用の竹を山であつめる 

( 2024.1.27加筆) はじめに 8年まえのこの日にした農作業のひとつを記す。すでに農業をやめて4年あまりになるので、とくに冬の農作業について見ないとなにをしていたのか思い出せない。 するとなんとまあこんなことをしていたのかとか、よくもまあつぎからつぎへとさまざまな作業があるもんだと感心する。必要なときのため文体はちがうがほぼ原文のままnoteへ備忘録としておいておく。 きょうはそんな話。 苗をまもる 朝から山に入りました。いつもの腐葉土集めとともに、かぼちゃや

はたけの凍る時期にかぼちゃの畝の準備

はじめに こちらも7年まえの日記。よくもまあ、こんなにはたけと山にひんぱんにむかっていたものだとわれながら感心する。いまの身ではかんがえられない。きょうはめずらしく市販の種子を買ってそだてたかぼちゃ栽培の準備のようす。苗のできるまえからはたけのほうは準備をしはじめる。 こんなにさむくなる時期に着手していたなんて。このつぎの年ぐらいからかけあわせのかぼちゃにチャレンジしはじめた。きょう紹介するのはその前段階で、なんと1月2日の作業のようす。 きょうはそんな話。 (タイト

やさいづくり備忘録:春作のたねまきの状況報告

はじめに 2日まえに、4年まえまで行っていた春のやさいづくりにむけた真冬の1月の種まきのようすを記した。もちろんはじめてつくる方にはおすすめしない極寒のたねまき。春の桜の咲くころに蒔くほうがあきらかに失敗しにくい。あくまでも販売用の作物の苗づくりのつもりで参考程度にお読みいただければ。 その年春のたねまきのの4月時点での結果は…。 きょうはそんな話。 2月~3月に蒔いて この年の3月いっぱいまでてもちの春まき種子をまき、種いもを植えつけ、株わけをした。4月時点での途中

ちょうどこれからは栽培計画をたてて年明けすぐの播種(種まき)にむけてはたけの準備と種子を発注

はじめに 先週以来の農業の備忘録。過去の日記からふりかえる。なにごともこうしておかないといざ再開というときに、さあなにからはじめようかととまどってしまいかねない。 これからしばらくの時期は年明けから何をつくるかの算段。それにははたけの準備と種子がないとはじまらない。もちろん在来の地のやさいなどは種子を売っていないので自家採種できるものはやっていた。それ以外は市販の種子をとりよせる。 きょうはそんな話。 15~20種ほどの種まき 例年、この1週間から10日ほどは種まきの

麦ふみがおわるころからそろそろいもの植えつけのじゅんびがはじまる

はじめに 今回も備忘録として。  この時期になると体力つけとかなくちゃとおもいはじめる。4年ほどまえまでいつも年明けと同時に1年でもっとも過酷な作業にはいる。 そんな趣味ではほとんどやらないだろう、しごとではこんなやりかたはしないだろうという労力のいる作業について記す。 きょうはそんな話。 (タイトル写真ははたけにのぼる道ぞいのノジギク) すべて手作業で天地返し これから1年でいちばんさむくなるころ。 はたけでの作業はしゅんぎく、ブロッコリーやエンドウののこりを収

ほうれんそうのたねまき:おいしかった記憶をたよりに7年前のこの時期の作業のようすを記す

はじめに 採れたてのほうれんそうのソテーはほんのりあまかった。「やさいがあまいなんて…。」とわたしの発したことばを学生のひとりはしんじてくれなかった。 だんだんと過去なにげなくやれたことさえ記憶がうすれていく。とくに農業はからだをうごかす行為なのでなおさら。うごかないままではなかなか思い出せない。 いずれ再開の必要なこともあろう。そのためうまくできたときのようすをふりかえり、記しておいたほうがなにかとのちの役にたちそう。同時になにをつくっていたのか同時に記録しておきたい

1年のあいだにいくたびかにんじんを育てられる おぼえがき

はじめに 2年前までじぶんで食べる分のにんじんを年間をつうじてつくっていた。種子はにんじんとしてたくさん売るぶんは市販種子をつかい、じぶんでたべるぶんは庭先で自家採種のものを。つくるのにいくつかのコツとだんどりがある。 忘れやすい頭になりつつあるので、一連の作業のコツをメモがわりにのこしておく。 畑をたがやす、畝づくり、元肥  ごくありふれた五寸にんじんを例に。畑はそれほどふかくたがやしていない。くわがななめにはいるぐらい。苦土石灰か草木灰をうすくまいてからまぜる。

種まき・栽培のタイミング!リスクを下げ、ハイリターンをねらうには

はじめに  季節はいつのまにか秋。庭や畑の草花が冬の準備にはいります。お庭やはたけでこれからやさいをつくるのはどうでしょう。みじかな場所で食べるものがそだつようすを目にするのは、日ごろ食べているものがこんなふうにできるのかとあらためて見直すきっかけにもなります。くつろぎの場にも。 いまは西日本であれば種まきの適期。種まきと栽培に関して、なるべくわかりやすくみなさまにお知らせします。東日本の方々はビニル保温など方法によってはギリギリの方もいらっしゃいますが、基本のまき方は春ま

畑の作物を所望する方に出会いさまざま思ったこと

はじめに 昨年まで畑つくりで余剰物を生産者の販売所に出していた。4か所の販売所で取引していた。それとはべつに個人でやさいの会員制ネット販売。ところが彼の病の影響でおもわぬところで三密となる結果、やさいづくりそのものを中断中。 畑ではそれ以降、余分なものは作らないようにしている。できすぎて廃棄するのは最もしのびない。そのなかでひさびさ相談を持ちかけられた。 その作物とそれにまつわる話。(タイトル写真は、収穫間近のはだか麦) やさいづくりの一端で 40アールばかりの畑を父