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ガーデニング・農作業の備忘録

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わたし自身が忘れないための庭の果樹やハーブ、草花の育て方、畑の作り方など。あくまでも自分本位なメモ。
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2023年12月の記事一覧

しょうがを料理にくわえあたたまり、うこん(ターメリック)の風味をカレーなどでたのしむ

(2024.1.1加筆) はじめに これまでしょうがを風味がいいからという理由でなにげなく料理につかってきた。よくよくかんがえると冬によくつかう。霜が降りるまえにはたけで収穫するからあきらかにそう。 あたたまりたいからだが無意識のうちにほしがったのかもしれない。これはわたしにとり好都合。 もうひとつのしょうが科のうこん。こちらはそだてやすく掘りあげた根茎はかおりがよく、カレーの風味をより深いあじわいのものに変える。 きょうはそんな話。 よいかおりとともに しょうがを

けっこう深刻な状況を回避するために手堅くたべものについてやっていかないと

はじめに 技術不足でつくれていないのかと思いつづけていたが、じわりとやさいづくりについて温暖化の影響をうけているようすはありそう。だが温暖化ばかりではないらしい。 それ以上にやっかいな状況なのは農業に従事するヒトがこのクニで急激にへりつづけていること。 やさいづくりと販売をやめたわたしが主張するのはたいへん気がひけるが、現状からなにも手をうたないと、このところの世界情勢をみても食べるものが急速にひっぱくする状況がすぐそこまできているかもしれない。 すでに手に入りにくい

めぐりめぐってわたしの胃ぶくろに:いのししカレーを賞味

はじめに かなり古い日記が出てきた。8年まえの11月初旬。はたけにさかんにむかったころ。できたやさいを販売し、のこりを自家消費。買うのはほぼ肉・さかなだった。 それがひょんなことから知りあいから正式のてつづきにのっとっり狩りをしたいのししの赤身の肉をいただいた。 これはめずらしいものをということで、カレーにひとくち大にいれた。いのししカレー。 きょうはそんな話。 やさいの収穫のあいまに このところあたたかで、ちょうどいいころあいで雨が降りはじめた。やさいたちにはめぐ

はたけの凍る時期にかぼちゃの畝の準備

はじめに こちらも7年まえの日記。よくもまあ、こんなにはたけと山にひんぱんにむかっていたものだとわれながら感心する。いまの身ではかんがえられない。きょうはめずらしく市販の種子を買ってそだてたかぼちゃ栽培の準備のようす。苗のできるまえからはたけのほうは準備をしはじめる。 こんなにさむくなる時期に着手していたなんて。このつぎの年ぐらいからかけあわせのかぼちゃにチャレンジしはじめた。きょう紹介するのはその前段階で、なんと1月2日の作業のようす。 きょうはそんな話。 (タイト

さむさにあたり長ネギや白菜などがおいしくなり順次収穫

(タイトル写真はニラの花。ここから種子をとる) はじめに こちらも7年まえの日記から。やさいづくりがもっともさむい時期になり、はたけの準備にはいるころ。 暮れに近づいて鍋物が多くなる。はたけのやさいがどれも大きくなった。長ネギはよくできて、洗うとほんとうにまっしろでほれぼれするほど。やさいはそれぞれすがたかたちはそろわないけれどよく見ればうつくしい。 きょうはそんな話。 さむさにあたると どのやさいもさむさにさらされて味がよくなりしゃきっとしている。多くは畑Bで収穫

はたけをつくっていてたまたま豊作になること:今回は白菜だった

(2023.12.17加筆あり) はじめに これは7年まえ。日記をみるかぎり暖冬だったらしい。12月のあるやさいが豊作だったと記してある。何倍もの失敗をくりかえすなかでのようやく得られためぐみ。 きょうはそんな話。 いちばん端のはたけでは ひさしぶりに畑Cに一輪車を押して上がる。あたたかだったせいか、ずいぶん野菜が大きく育っていた。 ほんのすこし収穫したつもりのやさいたちを一輪車にのせたところで気づいた。すでにけっこうな量。どうにかのせおわる。車をつかえばいいのだが、

むかしながらのやりかたでさつまいもの芽出しとやさいの苗づくり:温床準備とはたけ作業

(2023.12.18加筆あり) はじめに 以下の記事は古い。7年まえのちょうどこの日。年がおしつまるころ、こんな作業をやっていた。このふりかえりは作業の時期と内容をわすれないため。いざなんどき農業を必要とする時期がこないともかぎらない。 なにも記さなくてもシーズンごとにやる作業のおおまかな手順はからだでおぼえていたはずなのに、年のせいかつぎつぎに忘れてしまいがち。ヒトからたずねられても確固としたかたちでつたえられない。しかもそれらのなかには祖先たちのやっていた動力や燃料

正月が間近にせまるころ庭さきでみつけたもの

はじめに これもちょうど4年まえのこと。日記から当時のくらしをふりかえる。どうもこの年の12月はことしと似ていたようだ。 以前くらしていた家の庭ではふくろ栽培でつくりやすい中玉トマトをつくっていた。土のうえでおなじ科のやさいばかりそだててしまうと連作障害が出やすいのでそれをさけて肥料ぶくろに土をつめて。 トマトといえばなつやさいのイメージ。当然のごとく梅雨をすぎると露地では病害虫がでやすくなりつくりにくくなる。ところが…。 きょうはそんな話。 ふと目に留まったもの 

キウイフルーツの種子をあつめて種まきしてみた

はじめに 種子をみつけたら何でも蒔いてみないと気がすまない。あるくだものの種子に目をむけたのは3年まえのちょうどこの時期だった。さっそく蒔いてみようと作業を開始した。 きょうはそんな話。 キウイフルーツを食べながら 12月にふと思いたち、市販のキウイフルーツから種子をあつめた。播き床は納豆の入っていたプラ容器。これがちょうどいい。そこにぬれたティッシュを置き、そのうえに種子を蒔いた。たいへん小さくあつかいにくい。かるくビニール袋をかぶせて縁側の陽だまりにしばらく置いた。

ほんの数年前までこの季節にはたくさんの種類のみかんにかこまれてくらしてきた

はじめに ふと思い、5年まえの日記を目にした。ちょうどいまごろの時期。つぎつぎとみかんばたけでの収穫がつづく。すっぱいもの好きのため、早採りしてあまさがじゅうぶんにのるまえからむしろよそれをよしとして平気でたべていく。 それでも熟れて後半にはなかなか皮をむきつつ食べるのが追いつかず、毎日のように3個、4個とふんだんにジュースにして家族で食す。いま買う身になり、なんとぜいたくなことをしていたことかとようやく気づく始末。 きょうはそんな話。 日記をふりかえる このところ5

スギの山からの転換:しいたけの原木にする目的でくぬぎの実を蒔いてみた

はじめに 5年ほどまえのこと。それ以前から原木しいたけを販売所に出していた。この店では原木栽培の商品を出すのはわたしを入れてほんの数人。すでにほとんど室内での固形培地による菌床栽培になり、いずれは淘汰されてしまうかも。しいたけを生育するためのほだ木の補充が必要になる。 このあたりではくぬぎやくりの直径15センチほどのものがよいとされている。くぬぎが最適とのこと。 気の長いことだが、くぬぎを栽培してほだ木にしようともくろんだ。 きょうはそんな話。 (タイトル写真(右の

やさいづくり備忘録:春作のたねまきの状況報告

はじめに 2日まえに、4年まえまで行っていた春のやさいづくりにむけた真冬の1月の種まきのようすを記した。もちろんはじめてつくる方にはおすすめしない極寒のたねまき。春の桜の咲くころに蒔くほうがあきらかに失敗しにくい。あくまでも販売用の作物の苗づくりのつもりで参考程度にお読みいただければ。 その年春のたねまきのの4月時点での結果は…。 きょうはそんな話。 2月~3月に蒔いて この年の3月いっぱいまでてもちの春まき種子をまき、種いもを植えつけ、株わけをした。4月時点での途中

冬至のかぼちゃが待ちどおしい:かけあわせでうどんこ病につよいほくほくの西洋かぼちゃ風をつくってみる

(2023.12.11加筆) はじめに そろそろ冬至をむかえる。秋作のかぼちゃの味がよくなるころ。 安定してできるわけではないのを承知のうえで、あくまでもつくりやすく自家消費用として食べてもらえるかぼちゃをつくろうとおもった。手づくりでかけあわせて。 きょうはそんな話。 過去の話だが じつはいまは農業はやめている。先祖からかんがえると100年以上たがやしつづけたはたけ。中断するのはじつにもったいない。でもいまさらあとにはひけない。つぎのしごとのために街へとひっこした。

ちょうどこれからは栽培計画をたてて年明けすぐの播種(種まき)にむけてはたけの準備と種子を発注

はじめに 先週以来の農業の備忘録。過去の日記からふりかえる。なにごともこうしておかないといざ再開というときに、さあなにからはじめようかととまどってしまいかねない。 これからしばらくの時期は年明けから何をつくるかの算段。それにははたけの準備と種子がないとはじまらない。もちろん在来の地のやさいなどは種子を売っていないので自家採種できるものはやっていた。それ以外は市販の種子をとりよせる。 きょうはそんな話。 15~20種ほどの種まき 例年、この1週間から10日ほどは種まきの