呼吸が変わるとこんなことがおこります1
呼吸ってこんなことができるよ、というのをちょっと書いてみようと思います。
息が苦しい、なんだか吸っても吸っても吸えてる気がしない、体がバキバキで息が止まる、など呼吸が楽にできなくて苦しい経験をしている人は多いかもしれません。
私も昔はよく息が詰まった感じがしてPC作業をすると頭痛に悩まされていました。
そのときにいくら呼吸を楽にしようと直接コントロールしてもうまくいきません。むしろ、余計に苦しくなってしまうと思います。
ワークショップを通じてお伝えする動きは、まず呼吸をしやすい身体に調整していきます。そうするとコントロールしなくても呼吸は自然と楽になっていきます。
呼吸が楽になると、まず起きる変化は身体の不調がなくなっていくことです。呼吸と身体の不調が変わると聞いてあまりピンと来ないかもしれません。
呼吸が苦しい状態だと、動くのにエネルギーを使います。頑張らないと動けない、常に頑張って動くのですぐエネルギー切れを起こして疲れやすくなります。
呼吸が楽にできると、同じ動きでも楽に省エネで動けます。
例えば、呼吸がうまくできないときは重い荷物を持つのにエネルギーを10使うとしたら、楽に呼吸ができる状態だと5のエネルギーでできる、というような感じです。
疲れにくく変化していきます。
また、腰痛、肩こりなどのコリや胃腸が弱かったりなどの内臓の不調も改善していきます。
「呼吸でコリとか内臓の調子がかわるの?」とちょっと驚かれるかもしれません。ちょっと詳しく説明したいと思います。
なぜ呼吸が苦しくなるのか
そもそも呼吸がうまくできない状態というのは、身体に負担のかかる動きをしているからです。
身体に負担のかかる動きで日常を過ごす
↓
息があがって呼吸が苦しくなる
↓
苦しいから身体を緊張させて動き難い身体をさらに頑張って動かす
↓
さらに息があがって苦しくなる
という悪循環になります。
呼吸が楽になるとは
では呼吸を楽にすると起こることというのは
呼吸が楽にできるように身体を調整する
↓
呼吸がしやすい身体になったことで自然と息が楽になる
↓
その楽な呼吸でいられる身体に負担のかからない動きで過ごす
↓
ますます身体が楽になって呼吸も整う
という流れです。
一番のポイントは「楽な呼吸でいられる動きで過ごす」というところです。
ここは人にやってもらうことができないところ、自分で見つけてやっていくしかないところです。でもここがないと結局、一時的な変化になってしまいます。
身体に負担のかからない動きをしていれば自然と筋緊張もとけ、循環もよくなり内臓の調子も整っていきます。
呼吸を基準にして日常の動きを変える
例えばマッサージや治療にいって、いったんは楽になってもすぐ元に戻ってしまうのは身体に負担をかける動きが変わらないからです。
私もさんざん、ちょっと楽になって戻って、というのを繰り返してきました。
特に腰痛がひどくて1時間座り続けるのもきつい、足までしびれる、という感じで必死にいろんな治療やマッサージを受けましたがその場しのぎな感じでした。
正直なところ「ああ、腰痛とはずっと付き合っていかなきゃいけないかも」と思っていましたが、呼吸・整体を始めて呼吸を整え、日常の動きを変えたらさっぱりなくなりました。
これはしょうがないもの、変わらないものと思っているものも、想像以上に変化します。例えば私はO脚だったのですがその形も変わりました。骨の問題で変わらないと勝手に思っていました。
それを経験すると「自分で思い込みで限界をつくっていたな」と思うようになって更に変化が加速したりします。
驚くほどかわるのでぜひご自分の呼吸に目を向けてみて下さい。
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