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コンサルを受けようとしているあなたへ

私は今、コンサルを受けずに活動をしています。
理由は2つ。

①不確実なコンサルを受けるくらいなら、中小企業診断士に相談した方が良いのではないか
②調べて出来るところまではやってみたい


という思いがあるからです。
ただ、この先コンサルを受けるときのために「コンサルタント」を称して活動している方々や、そのコンサルを受けている方々のSNS発信等をチェックして、私にはどういうコンサルタントが向いているのかを調べてきました。

コンサルを受けるのも大きな決断です。

大きな金額を払うわけですから、そう簡単には決められません。

私はこの2年間、気になる(目に入る)コンサルを自分なりの解釈で違いなどを分析していました。ある程度の答えは出つつも納得しきれない部分があったのですが、ある日スッと腑に落ちることがあったのでこうして記事にまとめることができました。

あくまでも、私の主観です。

それぞれにそれぞれの良さがありますし、そのコンサルを受けておられる方にもそれぞれの良さがあります。ただ、これからコンサルを受けようとしている人たちへの参考になればと思い、私が感じた良いことも悪いことも書くことにしました。思い当たる節がある方もいらっしゃるかも知れませんが、悪意等は一切ございませんので予めご了承頂ければと思います。


コンサルにも色がある

コンサルをされている方の特色があります。それぞれのポリシーを基に、熱血タイプ・見守りタイプ・伴走タイプ・叱咤激励タイプ・放置タイプなどがあり…放置タイプはいかがなものかと思いますが、その中でも

SNS発信をコンサルする人

経営そのものをコンサルする人

ビジネスの考え方をコンサルする人

と、コンサル業界も十人十色。何百通りの組み合わせにもなりますから、選ぶ方も大変ですよね。何十万と費やすなら尚更です。

ここで私がオススメしたいのは、コンサルを受けるのであればコンサルタントの発信はもちろんですが、そのコンサル生の発信もチェックすること。案外、コンサル生の発信をチェックした方が、コンサルをしている方の傾向が見える様な気がするんですよね。

コンサル生3人くらいの発信を見るとわかるときがあります。

「あ、こういう風に書けと指導されているな」

発信内容に、コンサル生ご自身の色が全くありません。文面も1字1句同じ。私は見ていて吐き気がしてきました。そのコンサルが良いと思って受けているのでしょうが、傍から見ると同じ過ぎて怖いのです。
他には、ただ仲間内を紹介・賞賛しているだけ…というのもありますし、そのグループ内で仕事が動いているというのもあります。

本当に千差万別。
せっかくコンサルを受けるのであれば、「仕事が動いているチーム」だといいなぁ…なんて私は思います。


いいコンサルとは。

正直、あなたがイイと思えば良いコンサルです。

ですので、1人からコンサルを受けるのも、複数人からコンサルを受けるのもOKだと私は思います。日々自身の考え方も世の中の情勢も変わりますから、正解なんてありません。

しかしながら、コンサルタントを選ぶ際に少し気にかけて欲しいことがあります。

法律の知識は多少なりとも入っているのか

最新の正しい情報を発信しているか

この2つは大切だと思っています。
コンサルタントの中には未だに「LINE@」と表記する方が多くいます。もう「LINE@」はないので、「公式LINE」と表現すべきところ。
また、とあるコンサルタントにビジネスをしていく上で必要な法律の話をしたら、お相手の方が「???」状態になったことがあります。私の方が「???」ですよ…起業する上で基本的な法律の話をしただけなんですから。


ビジネスの基本って何。

とあるコンサルを受けている方々のブログを読むと、必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。

「A先生のコンサルは、ビジネスの基本を教えてくれます」

…ビジネスの基本って何?って話です。

恐らくそのコンサルは、ブログの発信やマインドの整え方を学んでたくさん稼ぎましょう…というのがテーマなんだと思います。果たして、それがビジネスの基本なのかな?と私は思うんですね。

本来のビジネスの基本とは、自分が行う事業がどの法律に関連していて、必要な届出や表示方法は何か、書類や資料の提出や管理はどのように行わなければならないのか…というところではないのかな?と思うんです。


コンサルタントの大半は師とするコンサルタントがいて、学んだことを活かしてそのままコンサルを始める方がいますね。
インプット・アウトプットという点では良いのかも知れませんが、師とするコンサルタントに頼りすぎて本来のビジネスの基本を理解されていない方がいるように感じています。

以前、コンサルの説明会を受けたことがあります。こういうコンサルをしていきますよ…という説明を受け、最後に価格発表。「このコンサル系列なら金額はこのくらいだろう」と予想していたのですが、思っていたより半値近く安くて驚きました。ただ、価格の話になってからはとにかく「安いこと」「この価格は今回だけ」を強調してきます。深層心理を突いて申し込みを促す手段なのでしょうが、私は1つ驚いたことがあってこのコンサルを受けないと決めました。

この価格に設定した詳細を、コンサルをする本人が全く把握していなかった。

しかも、自信満々に言うのです。

この価格、私が決めたんじゃないの♪師とするコンサルタントが何でも知っているし、相場も分かってるから決めてくれたんだ~

私はアゴが外れそうでした。

自分の商品なのに、価格の明細も知らないの?
自分の時給はいくらで換算してるの?
何にいくらかかる設定でその価格なの?
交通費は?
資料代は?
利益は?


と、突っ込みたくなるほどでした。


とはいいつつ、私自身ある程度わかっているつもりでいても、まだまだ知らない法律や規則がたくさんあります。

例えば、ペイパル等を利用したクレジット決済。かかる手数料を上乗せして請求する設定にしていましたが、それは規約違反だということを最近知りました。
個人情報保護法のことを無視して顧客情報を周囲にベラベラと話すフリーランスはたくさんいますし、著作権を無視して作品を販売する方もたくさんいます。

ビジネスの基本って、まずそこじゃないのかな?と思うんですね。
そこを知らずに…ビジネスをしていくのにはリスクが伴うと感じます。


気になる3つのコンサルを比べてみた

何となく気になって比べているコンサルタントが複数人います。違いは何か、受けるならどこが良いかなどを見比べながら、そのコンサル生の動向も見ていました。
3つに区分しておりますが、対象が3人という訳ではありません。同じ括りに入るものは一緒に表現しています。

改めて前置きしますが、私が客観的に見た印象ですので悪意とかは一切ございません。それぞれの良さと、コンサルタントとのフィーリングが大切だと思っていますので、こういうコンサルのジャンルがあるという認識のためにお読み頂ければと思います。


①キラキラ系コンサル
・SNS発信と集客をレクチャーしている
・コンサルタントと同業系や同系統の人がコンサル生として属している率高め
・コンサルタント・コンサル生どちらのセミナー出席者を見ても同じ顔触れが8割
・コンサル生の誰かがセミナーを開催するとき、何かを始めるときは全員が似たように紹介記事を書く
・基本はアメブロとFacebook。他のSNSには疎い印象
・アメブロの出だしの書き方が同じ過ぎて、同じ人からコンサルを受けていることがすぐにわかる
・同業系が仲間なので、仕事を回すというよりは紹介・賞賛する程度で終わりやすい
・「月商7桁」って言いがち
・ホテルのラウンジでお茶会をよく開く(2020年は激減してます)
・師匠をメンターと呼ぶ


②マインド整え系コンサル
・商品を売るためにはどういうマインドで販売をするといいのかを主に伝えている
・コンサル生の業種の幅が広いので、コンサル生の中でも仕事が回すことが出来る
・仲間内の結束力が超絶高い。(特に同期・地域的な結束力)
・仲間内の結束力が高すぎて、SNSのコメント等は外野からのコンタクトを無視しがち
・仲間の投稿にのみコメント・アクションを起こす。
・コンサルタントのSNS発信はとても落ち着いていて、相手の心を落ち着かせるような、諭すような発信が多め。


③しっかり系コンサル
・WEB発信や集客をレクチャーしている
・大手企業等からの講師依頼がある
・コンサル生の業種の幅が広く、コンサルタントと提携をしている方を含めて仕事を回せる範囲が広い
・コンサルタントが法律関係の知識もあり、SNSではこまめに有益な情報を流してくれる
・仲間内の結束は強いイメージだが、コンサル生・仲間内以外からのSNSのコメントやアクション等に対しても丁寧に反応してくれる
・べったりという結束と言うよりは、ビジネスに必要な結束力が強い
・俗に言うキラキラ系を目指している人には不向き。

◇◆◇◆◇◆◇◆

私が分析した結果、こういう印象を受けました。
起業したての頃は視野が狭いので①に寄りがちでしたが、私の性格を考えると「何か違うな…」と思い始め、自然と②や③の様なコンサルタントの情報をたくさん仕入れるようになりました。

全ては、「この先自分がコンサルを受けるなら」という視点でチェックしていた訳ですが、見れば見るほど…分析すればするほど③に分類される方々が他と何か違うんですよね。

でも、違いがわからない。

明らかに、③は大きなコミュニティで仕事が回っています。セミナー開催の写真を拝見しても同じ顔触れがない=新規の顧客も多いということ。②に関しては、仕事は回っているけど仲間内感が強い部分がとても気になる。

考えても答えは出ずに数か月以上過ぎた頃、とあるメルマガで違いに気づきました。

良いものを知っているチーム

あぁ、そこか!とその時ピンときました。

コンサルタントに限らずとも、「良いものを持つ」とか「本物を知る」というのはよく言われていることで、私自身もそうあるべきだと思いながらも安さを追求してしまい反省することが多々あります。
マインドのどこかに「高いものを買ってフィーリングが合わなかったときの喪失感」を味わうことに抵抗を感じているからでしょう。

ただ、①に属する人たちに「本物」「いいもの」と表現をされても違和感を覚えることが多かったです。ひけらかす様な雰囲気とでも言うのでしょうか。良く見せようとしている感じ…あれが苦手だった。「月商7桁」という表現も<それだけ稼げる私すごいでしょ?>と言われているような感覚。(実際、1回到達しただけでもずっと言い続けられますからね)

②に属する人たちは、SNSを見る限りではお金やモノのことは表現することがほとんどない。その点は品の良さが伝わります。

③に属する人たちは、そのメルマガを読む限りメンバーの経歴がすごい。私がこうした活動をしていて,、たまたまここにたどり着いたから出会えるような仕事をされている方もいらっしゃいます。私はまだお会いしたことがなく、SNSの発信のみを拝見している状況ですが品があるのがとても伝わってきます。品の良さ、人柄ももちろんですが、ビジネスに対しての品の良さが溢れているのを感じていました。一流や本物を知っている・見てきている人たちのビジネスに「いいもの」「本物」「金持ち」「月商〇万円」「月商〇桁」「稼ぐ」というワードは出てきません。

「○○様からお仕事のオーダーを頂きました。ありがとうございます」という発信はあっても、「〇万円の講座が10名募集のところ満席になりました!」という投稿はない。むしろ、募集記事では料金がさりげなく表示されている印象。


このコンサルタントに少しお話を伺ってみると、自営業のご家庭で育ったということで「お客様の手前、儲かっていないフリをするのが当たり前」だったそうです。

さいごに。

私がコンサルを受けるなら、私の性格から考えると③の様なコンサルを受けるのが良いのだろうと感じているので、③推しの様な内容となってしまいましたが、本当にそれぞれの良さとフィーリングがありますので何が正解というのはありません。

本文にも書きましたが、1つのコンサルを受けるのも複数のコンサルを受けるのもアリだと思います。

ただ、一時的な感情に流されてコンサルを受ける相手を決めないで欲しいと思っています。

キラキラ系に憧れるなら、キラキラ系のコンサルを受けたって全然いいのです。ただ、キラキラ系には長く生業として続けるには限界が出てくるパターンもあることを忘れないで欲しい。

また、中には詐欺まがいなことも往々にしてあります。


・とある資格の講座内容にコンサルも含まれていたハズなのに一切教えて貰えなかった
・コンサルタントとして活動している方の講座で、疑問質問を受け付けず「動画を見ればわかる」と個別に深く掘り下げて貰えない
・受けると何十万円もする講座の動画が、SNSにほぼ全編無料公開されている

上記の内容は、私の周りでもよく聞く話です。
コンサルタントとして自分の仕事に誇りを持って活動している方もいれば、1度単発講座を受けただけでコンサルタントとして活動されている方も中にはいますからね。

もし、あなたが今コンサルを受けようと思っていてどこにしようか考えているなら、良く考えて決めて貰いたいと思っています。

・1つの記事、1つの発信だけでコンサル先を決めない
・過去記事も含めてトータル的に見て、自分の心がザワザワしないか
・周りが良い、有名というところだけで選んでいないか
・そのコンサル生の動向も見てみる

あとは、ネットでそのコンサルタントの名前を検索してみるのも1つの手段ではあります。怪しいコンサルタントのときは、検索ワードに「詐欺」とか「怪しい」といったワードが出てくることもあるので、参考にする情報にしても良いかも知れません。

もし仮に、自分に合わないコンサルを受けたときも自分を責めることは絶対にしないでくださいね。ちょっと高い授業料を払っただけと、違和感に気づけた自分を褒めてそのコンサルタントから離れればいいだけの話ですから。

あなたにとってフィーリングの良いコンサルタントと出会えますように…。


最後までお付き合い頂きありがとうございます。


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事務の人☆山藤友絵(筆文字作家おふじさん)
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