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「ノンストップで仕事をしてきて倒れた。人生の節目に実践することとは?」

軸ラボリフレッシュは、「自分を知って楽しく生きよう!」をモットーに目の前のもやもやを話して整理するサービスです。

さて、saroonさん(30代)からのご相談。

この相談内容は、ご本人の許可を得て、フェイクを交えてご紹介しています。


▼相談内容と背景

saroonさんは、以前に一度仕事関係の研修でお会いした方。Facebookでつながっていましたが、お会いしたりお話したりする機会はないまま、数年が経っていました。軸ラボリフレッシュのモニター募集の記事を読み、今回お問い合わせをいただきました。

問合せのきっかけとしては、今の自分の置かれた状況について整理して「見える化」したいと思ったため。自分の人生の節目に実践したいことを考えたいと思ったため。

アンケート回答より抜粋

とのこと。

▼お話を聴いてみた

saroonさんは関東にお住まいの介護士さん。新卒から10年ほど今のお仕事を続けてこられる中で、ご自身の体調不良をきっかけに自分をふり返り始めた、とのこと。

介護のお仕事に就いたのは大学での学びがきっかけ。福祉の世界は全然知らなかったそうですが、「超高齢社会」での「介護とは何ぞや」を学び、「本当にそうなのかな?」「感謝ややりがいを感じられる、というのを自分の目で確かめたい!」と考えたそうです。

新卒時の志が、素晴らしいです…。
さまざまな社会課題を抱える福祉業界を「自分の目で確かめたい、実感したい」と行動に移すところがsaroonさんの価値観の表れだと感じました。

ただ、やはり現実は厳しかったそうです。愚痴やマイナスをぶつけあう職員同士の人間関係、新人に対して親身になれない慢性的人手不足の職場環境、きれいごとだけではない利用者さんの介助。1、2年目は「周囲の反対を押し切ってこの仕事を選んだんだから引き下がれない」と、居場所がない中、ただ耐え忍ぶ日々でした。

3年目になるとようやく、「自分の仕事」ができるようになり始めたそうです。それまでは周りの人の支援を見てモノマネのような状態でしたが、
「saroonさんがいてくださって良かったです」
「細やかに話を聴いてくださるのがうれしかったです」

と利用者の方に言っていただき、続けてきて良かった…と感じられたそうです。忙しい中でも「利用者さんがどう思っているか」を考えながら動いてきたことが報われ始めました。

一方、職場でのsaroonさんの態度はどんどん頑ななものになっていきました。それは、学生時代を含む過去から現在、ありのままの自分を受け入れてもらえなかった経験が影響していたとのこと。悪口や、いなくてもいい、という態度を周りからとられてきた、職場の人も誰も認めてくれないことから、自分も周りの意見を聴きたくない、常に臨戦態勢で猪突猛進な状態になっていきました。

仕事は夜勤が月に数回あり、夜勤中の休憩もまともに取れないこともある激務、慢性的な睡眠不足の状態が続いていました。そんな中でも、ストレス発散をしたい。でも、職場に居場所がなく地元にも心を許せる人がいない。

  • ストレスを食べることで発散する=不摂生

  • 疲れているのに夜行バスで遠出する

  • 夜勤明けに家から1時間ほど離れた街中へ遊びに行く

など、体に負担をかける無茶苦茶な生活が続きます。心配する周りの人から指摘されても、受け入れることができませんでした。

そうやって過ごしてきた6年目、職場で急に倒れました。
資格も取得し、信頼してくださる利用者さんも増え、新部署でもスムーズに仕事をし始めた矢先の出来事でした。半日、意識を失い療養ののち復職しましたが、夜勤をすると以前に比べひどく疲れてしまいまともに仕事ができない、などの不調を感じていました。そして、1年後、また倒れました。

「なんでここまで必死にやってきたんだろう」という自分への疑い
「これからどうしていきたいんだろう」という不安

停滞感、絶望感、できないことだらけの自分のことを受け入れられない気持ち、コロナ禍で周囲も不安定な状況…落ち込んで、周りにも八つ当たりをしてしまい、自己嫌悪の日々。

アクセルを踏みっぱなしで過ごしてきた日々で、全速力で壁にぶつかってバラバラになった、事故のような気持ちだったそう。

そして職場の信頼できる人に相談したこと、両親から専門学校での資格取得を勧められたことから退職を決意し、専門学校への進学を決めました。

専門学校に通学する中、落ち着いて自分自身を振り返ることが増えてきたのがちょうど30歳の頃。

  • 労働衛生管理に携わりたい

  • 介護のいいところややりがいを発信する立場になりたい

  • お世話になった人たちと会って話したい

  • 相手の考えを汲み取る、せめてひとつでも意見を取り入れたい

このお話をお聴きしていて、こんなにも人は変化するのか、と驚いたのですが、体調不良という大きな転機にぶつかり、「つらさも含めて、自分を育ててくれたもの、過去へのわだかまり」を、もう手放していきたい、溶かしていきたいと思った、とのことでした。

読んでいるマンガでもそんなお話があるのですが(状況は違いますが)、まさに体現されていて、本当に素敵だな…と感じました。

過去にお世話になった人たち(決して良い思い出ばかりとは言えない)と会う、というのは胆力のいることですが、自分の原点を大切にしたい、と思い返されたsaroonさんにとって、良いきっかけになることを願っています。

▼軸ラボリフレッシュを終えて

自分自身の関心事がより具体的に把握できました。
自分の口で、考えながら話すことで心の内に秘める想いが見えたため。

アンケート回答より抜粋

良かったです!
今回は課題を解決するというより、ご自身の考えを見える化することが目的だったため、問いかけをしつつ、時間いっぱいお話を聴かせていただきました。社会人10年目、30歳、40歳、など人生の節目で自分のやりたいことを振り返りたい、というお考えがとても素敵だなと感じましたし、軸ラボを活用していただけてうれしかったです。
お聴きした内容は、私が手元で書いたメモをスキャンして、軸ラボ終了後にお送りしています。

▼軸ラボを人に紹介するとしたら?

軸ラボですが… 自らの手で自分軸を築き研ぎ直す潤滑油としての存在。このように自分は紹介したいですね。

アンケート回答より抜粋

すごくうれしいお言葉です。
そうなんです、自分で自分の軸を築き、研ぎなおす、というのが大事なんですよね。
私がするわけではなく、皆さん自身にその力があります。でも一人で軸を考え直すのは結構大変なので、軸ラボで聴くこと、問いかけることが潤滑油になるんだな、と実感しています。
ありがとうございます。

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軸ラボ 山下智子
「自分を知って、楽しく生きよう」をモットーに、自己分析や、就活、婚活、終活に役立つ記事を書いていきたいと思います。