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2021夢日記 小型爆弾と高すぎる空からのダイブ ji-jyo 5月6日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別のマガジンをご覧ください。

昨日は2つの夢をみた。
誰かのお葬式に開発したお酒を届ける夢。
もう1つは高い空から落ちる夢。今日はこの夢について書いていこう。

始まりは宇宙とまでは行かないまでも、成層圏あたりの高さにはなるような場所からだった。

そこには空中に浮かぶプレハブ小屋のような小さな待機室があった。
僕はそこでこれから行われるミッション開始の合図を待っているようだった。

『準備は万全か? 段取りは覚えているな?』

指示役の上官らしき人物にそう尋ねられたが、わかっている振りをしながら再度確認をお願いした。

『はい。でも念のため再度ミッションの流れを順にお願いします。やはり初めてなもので少しばかり緊張しています。』

『おい。もう時間がないんだぞ。全く。仕方のないやつだ。いいかよく聞け。お前はまずここから飛び出して、左下に見える、ひときわ黒いあの雲にめがけて持っている爆弾を投げろ。投げる瞬間に起爆のピンを抜くのを忘れるなよ。その後は地上に落下していい頃合いでフライングスーツの起動ボタンを押し適当なところに降りるんだ。タイミングを間違えば死が待っているからな。十分注意しろ。これでもう大丈夫だな? そろそろ時間だ。』

『はい。ありがとうございます。』

おいおい。正気か? 僕はバンジージャンプはやったことがあるけど、スカイダイビングの経験なんて一切ないぞ。

それになんだフライングスーツって。せめてパラシュートとかでしょ。
あとなんだっけ。この小さな爆弾を途中で投げるのか。空から落ちるのさえ初めてなのにその間にそんな作業まであるのか。
なんて滅茶苦茶な展開なんだ。
あれこれ考えていると、

『今だ!! 行け!!』

突然、上官に押し出された僕はクルクルと回転しながら、あまりにも高すぎる空に放り出された。もはやどっちが上か下かもわからない。
透明のゴーグルを付けていたようで、視界は驚くほどクリアだった。
たまに見える今いる空より上の空は黒くて、あの先はきっと宇宙なんだろうなと以外と落ち着いている自分もいた。

いかんいかん。なんか爆弾投げろとか言われてたっけ。
だいぶ落下してから少しづつ体の向きを調整できるようになった僕は、視点を地上の方に向けることが出来るようになっていた。

よし。まだ左下に黒い雲の塊がある。あれにめがけて投げるんだな。
でもこの爆弾てどのくらいの威力なんだろう?
雲を爆破で吹き飛ばした衝撃で自分も被害があったら、地上に降りる前に死亡だよな。
僕は投げる前に、なるべく投げた後に離れて行けそうな体勢を取り、起爆ピンを引き抜いた。黒い雲が何なのかは知らなかったが、とりあえず言われた指示通りに爆弾を投げる。

!?

あれ!? ちょっと手元が狂って雲の真ん中よりずいぶん外れてしまったぞ? 大丈夫かな?

心配しながらも、すでに自分の遥か上空に浮かぶ黒い雲を見上げていると、一瞬まばゆい閃光が走った後、雲は跡形もなく消え去った。

良かった。失敗したかと思ったがなんとか消えてくれたみたいだ。

安心している場合じゃなかった。これから次は着陸しなければならないんだった。

だいぶ地上が見えてきた。これはそろそろスーツのスイッチを押した方がいいのだろうか。タイミングがよくわからない。

でも遅いよりはいいかと思い、僕はスイッチを押してみた。

スーツは少しだけ膨らんだ。が、大して落下スピードは弱まらない。

えっ!? これはまずいでしょ! こんなの着地出来るわけないよね!?

なんなだよ! このスーツ。騙されたのか? 爆弾のミッションだけやらせて後は消えてくれってことですか? あの指示役め!!

僕はどうにか体を広げたりクルクル回ってみたりしたけど、さほど効果はなく相変わらずすごいスピード落下して地上が迫ってくる。

もういい。なるようになれ。そんな風に半ばあきらめを覚えたあたりで今日は目が覚めた。

あの後、僕はちゃんと着陸できたのか。そんなことを考える朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 4月夢日記 ~ji-jyo~】


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