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2021夢日記 凧と味噌の店 ji-jyo 6月29日

僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢はおかしな展開だった。

始まりは近所の道端で友人と遊んでいるところだった。

僕らはいい歳をして、何故か凧上げに夢中になっていた。

しかも空に上げようとしている凧はどう見ても小さな子供が遊ぶような、なんとも小さくとてもチープなものだった。

『よし。じゃあ上げてみるぞ。』

僕は凧を抱えて全速力で走り出し、勢いに任せて空目掛けて凧を放り投げた。

闇雲に投げた凧は思いのほか、空高く舞い上がり僕は凧上げを楽しんでいた。

『どうよ? うまく上がったろ。』

僕は得意気に友人に言った。

『ちょい、ちょい。俺にもやらせてくれよ。』

友人も自分で上げてみたくて仕方ないらしい。

僕はもう少し楽しみたかったが、友人の為に糸を手繰り寄せ凧を回収した。

『見てろよ。俺の方が高く飛ばして見せるぜ!』

友人も同じように全速力で駆け出し凧を放り投げてみたものの、何故か何度やっても凧はうまく上がらない。

『なんでだよ~。同じようにやってるのにな。』

ゼーゼー言いながらうなだれる友人をなだめながら、そしてもう諦めるように諭しながら、僕らはだいぶ遠くまで歩いてきたようだ。

気付くと隣にはポツンと年期の入った味噌の専門店が姿を現した。

『あっ。ちょうどいいや。うち味噌切らしてたから買っていくわ。』

友人はそう言って店の中に入って行ってしまった。僕は味噌はいらなかったが、友人に付き添うように後に続いた。

中に入ると、全国各地のいろんな味噌が、大きな樽の中に入って販売されていた。

『すげーな。こんなにあるとどれにしようか迷っちゃうな。』

友人はたくさんの味噌を前に何故か異様にテンションが高い。

ふと店内を見渡すと、腰を掛けられるスペースに先客のおばさんが座っていた。よく見るとその人は柴田理恵さんだった。

こんなところにこんなゲストがいるとは。

『すみませーん。これとこの味噌をブレンドして売ってもらえますか?』

お。どうやら友人は買って帰る味噌を選び終えたみたいだ。

そんなとき、裏から柴田さんが声を掛けてきた。

『ちょっとあなた。お味噌は素人が安易にブレンドなんかしない方がいいわよ。味噌は奥が深くてね。良くない組み合わせなんかにしちゃったら、新種の菌が繁殖して、最悪あなた死ぬわよ。』

!? そんな話し初めて聞いたぞ。

『そ、そうなんですか!?』

驚いたのは僕だけじゃなく友人も同じようだ。友人はいきなり出てきた店主に目でその疑問をぶつけた。

店主は何も言葉を発しなかったが、友人の目を見つめながら深々と頷いた。
そんなやり取りを見たあたりで今日は目が覚めた。

味噌は…。混ぜても大丈夫だろう。そんなことを思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 5月夢日記 ~ji-jyo~】


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ji-jyo
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