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自分で考え、自分から学ぼう!

今日は、自学道場8つの心得の5番目「自分で考え、自分から学ぼう!」についてお伝えします。

自学道場8つの心得ってなに?という方は、こちらの記事をご覧くださいね。

★物事をマスターするためには

物事をマスターするためには、知識や情報を得る「インプット」の段階と、実際に知りえた知識や情報を使ってみる「アウトプット」の段階があります。

例えば野球選手が投げ方や打ち方を学んで理解しても、実際にボールを投げたり打ったりしないと上達しないのはわかりますよね?

ところが、勉強になると突然「アウトプット」を怠る人が出てきます。せっかく授業を受けても、習った事柄を使ってみないと身につきません。大人の世界で言えば、有名な先生のセミナーや高尚な講演を聞いても、実生活で実践しないと何も変わらないのと同じです。

私は中学受験、高校受験、大学受験といった、いわゆる受験指導もしていますが、受験期になると不安や焦りから、突然「3年間のまとめ」みたいな本や問題集を買い集める生徒が出てきます。

3年間のまとめがそんな短期間で身につくものならよいのですが、なかなかそうは問屋が卸しません。不安なので少しでもわかりやすい参考書とか分かりやすい授業を求める気持ちはよくわかります。でも、いくらわかりやすい授業を受けてわかったとしても、わかってることをできるようになるのにはやってみないといけないのです。

先ほどの野球を例にすれば、イチローの打撃理論を完全に理解しても、実際に練習してバッターボックスで再現できなければ、プロ野球選手になってイチロー並みに活躍すること難しいでしょう。

知っていること、わかっていることは、やってみないと身につかないのです。

そして、実際に好成績を上げて志望校を突破していくのは、一部の天才たちを除いては「アウトプット」を重視している子がほとんどです。

★志望校合格を果たす人はココがちがう!

志望校合格を果たせる人のほとんどは「アウトプット」を重視している。

と、先ほど述べましたが、もう少し詳しくお伝えすると、習ったことを自分なりに使ってみて、身につけ、自分のものにしていくというやり方を確立していることが大事です。

そのためには、「自分で考え、工夫し」「自分から学んで、ものにする」という習慣を身につけていく必要があります。そして、その習慣を獲得するためには日ごろから「自分で選び、自分で決めていく」練習をすることが必要です。

私の経営する能力開発塾「自学道場」では、日々勉強する科目や分量などをまず自分で決めるということからスタートしていきます。「どの科目をどのくらいやるのか」を自分で選び取るのです。

こうすることで、社会人の間でよく使われるPDCAサイクルというのを日々の学習の中で回していく練習でき、主体的に取り組めるようになり、「次は何をしたらいいですか?」という質問がなくなり、「次はこうしようと思うのですが、どう思いますか?」という質問に変わります。

★子どもたちの考える力や主体性を伸ばすためには

子どもたちは小さいころから、大人の指示や注意を受け育っていきます。もちろん、その指示や注意の中には必要なものが多くあります。

しかし、その指示や注意が子どもたちの選択権を奪い、考える力や工夫する力、判断力などを奪う可能性があることも、私たち大人は忘れないようにしなければなりません。

子どもたちが考える力を大きく伸ばせる、その助けができるような大人でありたいものですね。

今日もこのnoteをご覧いただき、ありがとうございました。

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自学道子育てラボ ヘッドコーチ 安永吉光
サポートいただいた資金は、平成30年7月西日本豪雨で被災した子どもたちや、自学道場塾生が作る会社「自学道場キッズカンパニー」の支援に充てさせていただきます。

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