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携帯なんてほんとはいらない

SNS疲れなんて言葉も良く聞くようになった。
携帯を持っているのが当たり前の時代になった。
今の小学生は外でドッチボールするよりも携帯ゲームをしている子の方が多い。
ベビーカーでスマホを見ている子供もいる。
なんでも検索して調べられる時代。
映えを求めてなんであろうと連写する。
インスタは系統揃えて色味加工。
足太いから細く加工、顔も削って出来上がったのは別人。
無限にある15秒の動画に何時間も費やす。
ステマだのインフルエンサーだのもうたくさん。
誰と誰が付き合ってる、不倫、浮気。
訳のわからない"エモい"を求めるやつら。
YouTuberの炎上、騒動。
"Twitterが無くなるらしい"
"寂しい、悲しい、やだよー"
本当はTwitterなんて無くてもいい。
無くなったら無くなったでどうにでもなる。
それなのに暇さえあれば他人の情報を目にしてる。
フォロワー、いいね、登録者数。

正直どれもクソどうでもいい。
他人なんかどうでもいい、興味がない。
こちとら全てに飽き飽きしたのだ。
流行りに乗ろうとしている人たちも乗ろうとしない傍観者もみんな、本当は携帯なんていらないことに薄々気がついているのではないか。
もう飽き飽きしているのではないか。
本当はLINEの友達も全部消してしまいたいのではないか。
海に携帯を投げて逃げたくなったことがあるのではないか。
それでもそうする訳にはいかなくて、今日も適当に眺めている。
なら、発信する側になればいいじゃないか。
いや、違うんだ。そういう話じゃない。
もうネット、携帯そのものに疲れたんだ。

携帯がなかった時代に生まれたかった。
約束の時間に相手が来るかわからなくてドキドキしながら今か、今かと待ってみたい。
家の電話をかけるとき向こう側のお父さんが出たらどうしようとか、部屋に電話を持っていこうとして怒られたりとか。
今、どこで何をしているのか知る手段がないような。そんな時代が羨ましく思う。
会えない時間に相手を想って、会える時間に何よりも幸せを感じられるそんな時代。

これから一体世界はどうなるんだろうか。
人間はどうなっていくんだろうか。
思考が停止したなんの感情も湧かないロボットになってしまうんだろうか。そんな事を考える。

それでも今この記事を書けているのは、見てくれているのは携帯やネットがあるわけで。
そこで知り合う人もいるわけで。
ただ一概に悪い時代だとは言えないけれど、
もう疲れてしまったなという気持ちを吐き出したかった。

ほんとうは携帯なんていらないと思っている仲間がどれだけいるだろうか。

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