6/19 ニュースなスペイン語 Covid persistente:ロングコロナ
昨年と一昨年の小欄ではコロナが常に話題に上ってきたが、今年に入ってめっきりメディアでの扱いも小さくなり、従って、小欄で取り上げることもなくなった。今回が今年初のコロナのお話。
ロングコロナについても、直近では昨年の7月22日と23日に取り上げた。
ロングコロナはコロナウイルスに感染した後、完治せずに(もしくは完治の診断を受けたのに)、様々な不調がずっと続くこと。
2022年10月から2023年1月までの間、1122人のコロナ経験者に対して行われたアンケート(encuesta)によると、約85%の人々が何らかの症状が残り、休職中(están de baja)か、何らかの困難を抱えながらの勤務(trabajan con mucha dificultad)をしているという。
アンケートを受けた9.5%の人が失職したという(perdió el ttrabajo)。
当然のことながら、コロナ感染前と生活の質(calidad de vida)と健康状態(estado de salud)も悪化し、アンケートに答えた人の93.3%が身体的に踏ん張らないといけなくなった(esfuerzo físico)とし、87.8%の人が精神的な不調を訴えている。
今回のアンケートの回答者の78%が女性、平均47歳、体調不良の期間(horquilla de tiempo de afección)は短い人は200日、長い人は3年にも及ぶという。
調査によると、あらゆる器官(cualquier parte de organismo)に影響が出ていて、疲れやすく、力が入りにくくなる病としての無力症(astenia)や、病気と診断されないまでも、これまで感じたことがないようなひどい倦怠感(cansancio intenso como nunca antes había tenido)を訴える人が大部分。
また、集中力の低下(déficit de concentración)、何か頭に靄がかかったようになり、ぼんやりしてしまうブレインフォグ(niebla mental)、片頭痛(cefalea)、筋肉や骨の痛み(dolores osteomusculares)、心臓血管系(cardiovascular)、呼吸器系(respiratorio)、消化器系(digestivo)などに何らかの症状(sintomalogía)が出るらしい。
倦怠感や集中力の低下、ぼんやり・うっかりが日常茶飯の小生などは、多分、ロングコロナではないが、もはや、じたばたしない。
ロングコロナの患者は多分日本にもいるだろうから、洋の東西でつらい思いをしている人がたくさんいるのだろう(スペインでは推定200万人)。
お見舞い申し上げます。
写真はロングコロナのイメージ画像。