「YWT」に縛られない!実は「W」だけでも大丈夫◎
愛用する「自分軸手帳」では、「計画」と同時に「振り返り」も大切にしています。
私がこの手帳を選んだのも、それが理由。
何か仰仰しい業績の達成に向けてダメ出しするため――ではなくて、今よりちょっと心地よいものを選ぶ。心地よい方へ進む。そんなささやかなチューニングをするイメージです。
この「振り返り」いきなり「さぁ、やりましょう!」と言われても何から手を付けたらいいのかわかりませんよね。手帳の中で具体的に提案されているのは「KPT法」や「YWT法」などのフレームに沿って物事を見つめてみること。
この2つの方法について考察した過去も……。
▼それぞれの解説、詳しくは以下の記事をご覧ください!
自分軸手帳2年目を迎え「KPT法」も積極的に取り入れるようになりましたが(そのあたりはまた後日!)、私の日々で圧倒的に登場する頻度が高いのは「YWT法」。
が、最近それで語り切れない場面が多々登場するように!
YWTを手放す。「W」だけでも大丈夫!
突然天から降ってきたように、今年になって「ハッ!!!」と気づくことやひらめきが増えているんです。
少し話は変わりますが……今年の漢字に「紡」を掲げた私。
昨年はたくさんの気づきに溢れていたものの、「点」を打つようにあちこちに気づきが散らばっていたように感じて…今年はその点をつないで過去・現在・未来を結ぶような線を紡いでいきたいと思ったわけです。
さっきお話した「ハッ!!!」は、もしかしたら潜在意識にストックされた過去の経験や気づきにひっかかり、一気に理解に結びついて降りてきたのかもしれない。
でも、その気づきを型どおりに手帳に記そうとすると……ものすっごく書きにくい!!!
そこで、最近は「W(わかったこと)」だけの記録を多用しています。
時には「だからどうした」って場合(=T(次にやること)まで発展しない)も多々ありますが……自己理解や見える世界が変わる種をみすみす逃すのはもったいない。
フレームって、ついそれを埋めることを目的化してしまいがちですが……一人で使う場合はあくまでの思考のとっかかりとして機能すればいいものであって、どこかの枠が空欄でも、はみ出ても、な~んの問題もないものなんですよね!
YWTがうまく書けないとか、KPTが使えないとか…そんなの本当は悩まなくてもいいってこと!
最近新たに登場した「Discover」コーナー
私は毎週末、1週間の振り返りも行っていますが……今年に入ってその振り返りの一角に新たに設けたのが「Discover(発見)」コーナー。
ウィークリーページのフリースペースに書き留めています
先ほどの「W」のひらめきのように、「根拠はないけど突然わかっちゃった!」ようなことを書き留めています。
自らがやったことや出来事(事実)をきっかけに気づきを得たことって、その事実が何らかの方法で記録されていれば気づきを思い出せる場合もあるのですが……なんの脈絡もなく(いや、本当は過去の経験などがピンとつながった瞬間だろうから脈絡はあるんだろうけれど!)降臨したことって、その瞬間に捕まえないと流れて行ってしまう気がします。
だから、フレームには押し込めず、「Discover」として捕まえておく。
根拠はなくても大丈夫。
一度しっかり捕まえておけば、熟成するにしたがって「あぁ、あの時の…」「あれとあれがこうなったんだ…」と自然に説明がついていく――そんな気がします。
After 「Discover」
WやDiscoverは単に書きとめておくのが目的で、特に意識して行動につなげたつもりはないのですが…実は変化が生まれています。
これまでの人生で自らにかけてきた呪い。
あれこれいろんなエピソードが絡み合った人生の文脈が「私がそのまま幸せになっていい」という当たり前の事実を阻んでいた。
気づけたその瞬間「な~んだ、そっか~!!!」と心が晴れ。
ここ数週間は、気持ちが安定して過ごせている自信があります。努力する、とか、何らかの行動計画に落とし込んだというわけではないのに、「わかっちゃった」瞬間に自分の皮がツルッと剝けたような感覚。パッと霧が晴れて目的地が勝手に見えてきちゃったようなイメージです。
何が言いたいかというと。
手帳に「事実しか書けない!」「気づくと感情ばっかり書いてる」「未来のことばっかりふわふわ考えている」など、悶々としている場合。実はそれは「今の自分」にとって必要なことであり、そこにしか目が向かない――それもまた今の自分なのだという話。
そして、ヘンゼルとグレーテルみたいに、出発地(過去)からの道中に石をポツポツおくと、道が辿れるはずです。たとえ「事実」「感情」「青写真」のいずれかだけでも何かを教えてくれる。まずはそのままで大丈夫!!ということを私は言いたい!!(笑)
いざ道を振り返ってみたら思い出せないことがあって、「あぁ、〇〇も記録しておいたらよかったな」と思ったら、それを記録してみればいい。そんな進み方でもいいんじゃないかな、と思います。
フレームは縛られるのではなくきっかけにするもの。
まずはこの私が書きたいことと書けることを、素直に書いていくこと。
この1年はこの考え方を大切に、様々な気づきを線へと紡いでいきたいです!
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