2024年9月21日【能登半島豪雨災害について】
この度の能登半島豪雨災害により、被災されたすべての方々に心よりお見舞いを申し上げます。
現在、豪雨の影響で地盤が緩んでおり土砂災害が時間差で発生する可能性があります。
今後発生する大雨、河川の氾濫、土砂災害、避難場所、避難経路等にご留意いただき、早めの防災・減災対策を心がけてください。
皆様の安全と一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。
1日で1か月の平均降水量の2倍の雨量
能登地方では、秋雨前線の雨雲がかかり始めた20日(金)の深夜から雨が降り出し、21日(土)の8時頃から急激に雨が勢いを増しました。
能登半島地震のあと、被災者向けの仮設住宅として整備された輪島市中心部の「宅田町第2団地(宅田町23-1)」では、今回の大雨で近くを流れる河原田川が氾濫し、およそ140棟ある住宅のほとんどが浸水被害を受けました。
能登半島地震のあと、被災者向けの仮設住宅として整備された輪島市中心部の「宅田町第2団地(宅田町23-1)」では、今回の大雨で近くを流れる河原田川が氾濫し、およそ140棟ある住宅のほとんどが浸水被害を受けました。
河原田川両岸には、避難施設が多数ありますが、河川から離れた高台の避難施設と避難経路の確認が必要です。
今住んでいる場所の「自然災害リスク」を確認しましょう
■今住んでいる場所にどんな自然災害リスクがあるのか?(地震、液状化、土砂災害、浸水、津波)
⇒知ること
■避難施設すべてが河川の氾濫、浸水に耐えられるとは言えません
⇒危機意識を持つこと
■災害時の避難経路、避難場所を日ごろから家族と決めておくこと
⇒備えること
上記の「地盤カルテ®」は、5つの自然災害リスクの簡易評価です。
無料で何度でも検索可能です。
ぜひ、減災・防災の参考情報としてお役立てください。
今回の豪雨災害をうけて
気候の亜熱帯化、海水温度上昇による線状降水帯が豪雨災害を常態化させていますが、
今回の被害の特徴として
①能登半島という地形上、山から来た簡単に氾濫してしまうような中小の河川が多い。
②河川整備、護岸整備、水路の流量計さんがもはや現状と合致しなくなっている。
③すぐに氾濫するので、避難が間に合わない。
④元旦の地震による復旧現場、仮設住宅で2次災害が起こっている。
ということがあげられます。
私たちがいざという時のためにできる対策としては、
①日ごろからの知ること ②危機意識を持つこと ③備えること
がとても重要だと考えます。