読書記録#1 「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ。」
今後、自分が読んだ本の内容から個人的に学んだ事と、それをSMECにどう活用できるのかを、noteの投稿にまとめていく。
今回読んだ本は、「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」という本です。
ユニークなビジネスモデルを作ろう
インターネットがなかった当時、ロックバンドは新しいアルバムの宣伝をするためにツアーでアメリカや世界各地をまわっていた。
つまり、ロックバンドにとって収入の源になるアルバムの販売を促進するために、ライブを行うのが当時の基本的なビジネスモデルだった。
しかし、グレイトフル・デッドは、このモデルを覆した。
アルバムを販売するのではなく、ライブから収入を得ることに全力を注いだのである。
ツアーそのものが主な収入源だったので、他のバンドとは違うやり方で運営した。
例えば、演奏する曲のセットはライブごとに異なり、同じ曲でも演奏の仕方が異なる。
毎晩違う音楽体験で楽しませてくれるので、ファンは1日だけでなく、毎晩続けざまに行きたいという気持ちになる。
これは、他のバンドとは正反対のアプローチだった。
これは、SMECでも活かせている部分があると思う。
他の英会話カフェと違って初級者が少ないという事と、他の外国人向けバーと違って常に英語というのも比較した時、ユニークさがある。
では、「神戸で、お酒を飲みつつ、しっかり英語が話せる唯一のバー」を目指すにあたって、具体的にどんな雰囲気だったらそれがお客さんに伝わるのか、どんな人を集める必要があるのか、SNSやHPでどうしたら表現できるのか、などを追求しなければならない。
コンテンツを無料で提供しよう
他のバンドと違って、グレイトフル・デッドは観客によるライブの録音を奨励した。
当時、ライブでファンに録音を許すのはあり得ないことだった。
それはレコードが売れなくなると考えられていたからである。
グレイトフル・デッドはここでも常識を打ち破ったのである。
ファンにライブの録音を許したことが、グレイトフル・デッドの音楽に人々が触れる機会を増やし、新たなファンの獲得と売上の増加につながった。
SMECでは現在、無料で提供しているものがないので、是非何かを取り入れたいと考えている。
案として何個かあるが、一つはオンラインSMECである。
今現在、新型コロナウイルスの影響で活動が難しいため、週1回1時間程度オンライン上でSMECをやるというシンプルなものだ。
もちろん無料で。
ファンを増やそう
バンドがアルバムで会員登録を呼びかけ、ファンになってもらうようお願いするという、当時としては過激なアイデアの先駆けとなったのがグレイトフル・デッドだった。
始めて半年で10,257人、5年後にはアメリカだけで63,147人に膨れ上がっていた。名前と郵便番号で一人一人を分類していたが、これはまだパソコンが出現する前の話である。
グレイトフル・デッドはただファンクラブを作っただけでなく、一人一人にアルバム発売などの会報を送った。
月日が経つにつれ会報も洗練し、熱狂的なファンも増えていき、なんとファンの方からハガキやイラストなどが送るようになり交流が生まれた。
来て欲しい人が来てくれた時、必ずその人をSMECのファンにする。
そのために、SMECが終わった後も定期的に連絡を取る。
これは必ずやっていく。
またその人が、「どんな人とどんな会話がしたいか」を考え、話したり相性の合う人をつないでいく。
最後に
この本にも書いてあったが、「自分が本当に好きなことをやろう」。
前回の記事(備忘録#1)でも書いたが、やはり本当にやりたいと思える理由があってこそ頑張れる。
これからも「なぜやるのか」、自問自答する必要がある。
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