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毒親育ちの自信喪失~毒親自身が自己信頼がないから娘の成功も信じられない

私の母は毒親だ。

恐らく自分に自信がなく
そのくせそれを認められないタイプだ。

自分を全く信頼できない。
1人でこの世を生き抜く覚悟がない。
自分を幸せにすることができない。
自分の幸せを掴みとる努力ができない。

娘の私や、父のことや、世の中を、
馬鹿にして蔑み、非難するが、
誰かに尊敬される人間でも人格者と言われもしない。

毒親サバイバーだから言うのでもなく
俯瞰で見たとしても
他責が多く、右と言えば左、ひねくれており
あまのじゃくで、面倒くさい人で、
自分の幸せが何足るかが分からず、
だからこそいつも不平不満ばかりで
感謝することができない人間だ。

若い頃も、老人となった今も。

母は自信がないのだ。自分に信頼がないのだ。
だからそれを埋めるための要素として父を、私を、
それに足る人間としたがり、
不満ばかりになる。

求めるものばかりで与えることがなく、
自分に信頼も自信もないから
人にそれができない。

私を信頼できず、
私の能力を信頼できず、
私の愛を信頼できず、
ないないないと言わんばかりに
私を虐待する。

虐待することで、
虐待してもなお、
お母さん、お母さんと自分の元から離れず、
離れられない幼い子どもをコントロールする。
自分を信じられないから、
いつになってもその連鎖を止めることができない。

母は何にも感謝がない。
今日のこの晴れ渡った空。真っ白い雲。
洗濯がよく渇き、小鳥がさえずり、
草木が気持ちよく揺れている。
行ゆく人たちはこの日に微笑み、
家族は今日も元気で楽しく暮らしている。
体は動ける程度には元気で
食事も普通に摂ることができる。
これらのことにも感謝はない。
誰かが母に声かけてくれる、誘ってくれる、
それにも感謝がない。
息子は不慮の事故で亡くなってしまったが、
その後に嫁が子ども2人を連れ敷地内に自ら家を建て
毎日母を風呂に招待してくれる。
虐待してきた娘は何不自由ない暮らしをし
夫と子どもに恵まれ幸せだと言う。
これにも感謝がない。

私が幸せだと言うのは、不安の表れではないか?
と疑うのだ。言葉にまでして。

母は自分自身に信頼がない。
自分を信じられない。

だから私のことも信じられない。
娘の幸せを信じることができない。
娘は幸せになって当たり前だと思うことができない。
娘は幸せを掴み取る強さがあるとは信じられない。

娘を、そう育てた自信がない。
自分の遺伝子なのだから。
自分が母親なのだから。
自分が育てたのだから。
自分はそんな育て方が出来なかったのだから。

私を虐待し精神的に追い詰め
私をすっかり自信喪失させる。
自分に自信がなくやる前から失敗に怯え
何をやっても無理、私は愛されないのだと
鬱々とする悲しい女。
私にそうなって欲しかった母の思い通りに、
私はそういう女だった。
何も取り柄もなく、何者でもない私。

母には、今までここに綴ったような意識はない。

私は自ら母親を毒親と認めた。
カウンセラーとの長くきつい時間はあったが
腑に落ちて自覚することができた。
そして毒親から抜け出すとこを決めた。
絶対に出来ないとカウンセリングを初めた頃
恐怖でおそろしかったが
私はそれを成し遂げた。
そして今、母の思い通りにらならず、
罪悪感を植え付ける手には乗らず、
母をきっぱり切り捨てた。

なぜ、切り捨てたか。
私の虐待の辛さを母に告げても、
母は謝りもせず記憶にないと言い、
それより自分は小さい頃どんなに大変だったかと
話す始末だった。
私は母の母ではない。
母は、子どもとして私を扱うことができない。
我が子を愛することが出来ない。

その決意をして
私は私の幸せを、自分の手で掴むことにした。
私はそんな自分を信頼している。
自ら判断した自分。
毒親に、周りに、親を大事にしないなんてひどい
と言われも揺るがない自分。
夫や息子に毒親を近づけない自分。
自分を信頼してるから、自信がもてる。

何者でもなくて、それで良い。
取り柄がなくて、それで良い。
ただ生きて、日々に感謝し、
世の中に感謝し、家族に感謝する。
今、ここに生きている、ただそれだけを感謝する。
誰でもなく、自分だということ。
比較はないということ。
誰も愛さなくても、まともな親の元で育っていなくとも
それで良いということ。

そして私は我が子を信頼する。
私が育てた、私の子ども。
夫と二人、愛して育てている私たちの子ども。
いつも自分の幸せを優先する我が子。
何者でもまだなくて、幼くあまり何もできないが、
結構何でも出来るようになった我が子。

この子なら大丈夫。


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ジョバンニ~毒親サバイバー
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