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【介護施設の調理職】「食材への配慮で入居者の健康を守る!」ミャンマー出身のジンマーさんにインタビューしました。(株式会社ベストフード南九州様)

こんにちは。
日本料飲外国人雇用協会の中川です!

近年、日本ではあらゆる業界で人手不足が叫ばれていますが、
当協会は、登録支援機関として「特定技能」の外国人材支援を行なっております。

多くの企業様から
「外国人の雇用を始めてよかった!」
「こんなにも活躍してくれている」
という嬉しいお声をいただくようになりました!

そこで今回は、実際に弊社が特定技能の支援し、企業で活躍している外国人の方へのインタビューをご紹介させていただきます♩

< Staff Profile >
ジン マー トゥーさん(ミャンマー出身)
料理を作ることが大好きで調理の仕事に就職。休日は友人を家に招いたり、母国の家族とビデオ通話で会話するのが楽しみ♩将来の夢は、自分の飲食店を持つこと!

< Company >
株式会社ベストフード南九州
福岡県築上郡に本社を構え、有料老人ホーム「ケアライフ上白水」や「ケアライフ野方」などの施設で給食調理業務を行っています。高齢者向けの食事提供に特化した企業です。


今回は、株式会社ベストフード南九州が給食調理を行っている『ケアライフ野方』にお伺いし、施設内の調理場で働くジンマーさんにお話を伺いました!

ケアライフ野方。2023年9月開設のとても綺麗な施設♩

──ご出身について教えてください。

私はミャンマーのモンユワ (Monywa) 出身です。モンユワは、ミャンマーの中部にある歴史的な町で、自然も豊かです。特に、世界で最も大きな仏像の一つであるLaykyun Setkyarが有名です。サトウキビや豆類の生産が多く、観光地としても知られていて、近くには鍾乳洞や仏教遺跡もあります。

──どうして日本で働きたいと思ったのですか?

ミャンマーの学校を卒業した後、将来何をしようかと考えていました。そんな時、知り合いのお姉さんが、日本での生活が魅力的だと勧めてくれました。彼女自身も東京で生活していて、その話を聞いて興味が湧き、ミャンマーにある日本語スクールで勉強を始めました。その後、私も日本で働きたいと思うようになり、25歳の時に来日しました。元々料理が好きで、日本でも調理の仕事がしたいと思っていたので、特定技能の外食分野の資格を取得して、現在の仕事に就きました。

──実際に日本で暮らしてみてどうですか?

日本は安全で静かで、とても住みやすいと感じています。ただ、家族と一緒に過ごす時間がないのは少し寂しいです。でも、ビデオ電話などのオンラインで顔を見ながら話すことができるので、繋がりを感じられています。また、今同じ施設で従姉妹も一緒に働いているので、安心感がありますし、住まいも一緒なので心強いです。

──現在はどのような業務をしていますか?

今は介護施設で、入居者の方々の食事を作っています。毎日3食分、約45名分の調理を担当していて、基本的には和食がメインです。食材の下準備から調理まで、一通りの作業を行っています。和食は繊細で工夫が必要ですが、作ることがとても楽しいです。初めて日本のうどんを見た時は、麺が太くてびっくりしました(笑)

──お仕事ではどんな時が楽しいですか?

仕事で楽しい時は、やっぱり調理をしている時ですね。日本料理をたくさん覚えられますし、食材の下準備など切り込みの作業に集中していると、あっという間に時間が過ぎます。個人的には日本のカレーが大好きなのでカレーを作る時も楽しいです。また、仕事を通して多様な食文化を学ぶこともでき、入居者の健康にも良いことができているので、とてもやりがいを感じています。

夕食の下準備もバッチリ!丁寧に野菜がカットして準備されています。

──業務で大変なことや、気をつけていることはありますか?

大変な時は、揚げ物を作る時です。焦げないように注意が必要ですし、同時にいろんな作業を一気にこなさなければならないので、気を配ることが多くて大変です。また、介護施設の食事では、同じメニューでも入居者一人ひとりの状況に応じて食材を小さく切ったり、異なる提供方法が必要です。一つ間違えると入居者の命に関わる可能性があるため、常に注意が求められます。糖尿病の方や固形が食べられない方もいるので、それぞれに応じた提供方法をしっかり把握して取り組んでいます。

夜の食事の準備に向け、事前確認を念入りに行うジンマーさん。

──ジンマーさんの夢を教えてください!

職場の方もみなさん親切でとても良い環境です。このまま10年以上は日本で働き続けたいと思っているので、特定技能2号の取得を目指しています
まだ先のことなのではっきりとはしていませんが、将来的にはミャンマーで日本のレストランを開けたらいいなと思っています。日本で学んだことを活かして、自分のレストランを持つことが夢です。それに向けて、これからもお仕事を一生懸命頑張り、入居者の方々に美味しい食事を作り続けたいと思っています。


左)ジンマーさん、右)杉本様

──最後に、同施設栄養士の杉本様にもジンマーさんの仕事ぶりを聞いてみました!

介護施設の食事では、一般的な食事ができる方もいれば、飲み込みが難しい方や糖尿病の方もおり、献立は同じでも、一口サイズに切ったり、ご飯をお粥に変えたりと、一人ひとりに合わせた配慮が必要です。命に関わることもあるため、緊張感を持ちながら、細心の注意を払い続ける必要があります。

ジンマーさんは昨年夏に入社し、2ヶ月間グループ内の他施設で研修を終え、当施設に配属されました。初めから食事形態を記したボードの見方や書き方を完璧に理解しており、その吸収力の速さに驚かされました。他の栄養士からも『優秀』との評価を受けていますし、日本語でのコミュニケーションも全く問題ありません。私が九州弁を使った時など、わからない部分があれば必ず確認してくれる姿勢にも感心しています。

ジンマーさんが来てくれるまで外国人と働く経験がなかったので、特定技能人材の雇用が増えているというニュースを耳にしても、実際にどんな感じなのか漠然としていました。でも、ジンマーさんを含む2名のミャンマー人スタッフと一緒に働いてみて、『こんなにも優秀なんだ!』と驚かされています。正直、私ができていない部分もあるくらいで(笑)。良い意味でギャップばかりで、外国人雇用を導入して正解だったと感じ、日々感謝していますし、これからの彼女たちの成長が楽しみです。


杉本様、ジンマーさん、貴重なお話をありがとうございました!
これからも益々ご活躍いただけるよう、料飲協会一同サポートしてまいります^^♩

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