真空管ラジオをレストアしてみている。　1台目 (0) SANYO SF-400

短波も聞ける真空管ラジオをオークションで落札してみました。

サンヨーのSF-400というモデルで、ＭＴ管のセミトランスレス・マジックアイ付き5球スーパーラジオです。実物を見るとかなりどっしりとした感じです。内蔵スピーカーも18cmと大型で、アンティークな感じの喫茶店などに合いそうです。

＜諸元＞
受信周波数 … MW：535～1605kc(kHz) SW：3.7～12Mc(MHz)
中間周波数 … 455kc(kHz)
真空管 … 12BE6・12BD6・12AV6・30A5・35W4・6ZE1
外形寸法 … 横幅480×高さ240×奥行180mm
電源：AC100V
感度：極微電界級
電気的出力：無歪：1.5W

＜購入時のオークションでの状況説明＞
・電源を入れると点燈してザーザーと音が出ます
・裏ブタを開けて内部の確認はしておりませんのでジャンク品として出品します
・ジャンク品としてご理解のある方だけ入札をお願いします
・落札後 クレーム 返品はご容赦ください
・横48センチ縦20センチ高さ28センチ

電源を入れると、音が出るとのことでしたので、とりあえずアンテナを繋いで電源を入れて見たところ、NHK第二,AFN,TBS,文化放送,ニッポン放送が受信できました。(受信地は東京23区)短波は放送は受信できなかったので、発振器からAM変調信号を入れたところ感度が良いか悪いかまでは不明ながら変調された音がちゃんと出てきました。

一応受信はできていますので、一通り、状態を確認したところ下記の不具合が見つかり、順番に記録しながらレストアして行きます。

＜不具合の概要（目次）＞
１．電源周辺
２．メインのバリコン
３．マジックアイが点灯しない
４．BOXの塗装
５．音質の改善と電子部品の交換

それぞれは関連していたりいなかったりしていますが、直した順番にまとめて行きたいと思います。

レストアの方針としては、使えるものは可能な限り使う。安全性を考慮する。見た目の美しさも考慮する。といった所でしょうか。Bluetooth受信機を内蔵したり、本体にそぐわない近代化はしないようにでも、マジックアイはべらぼうに高いので、その点と電源周りは検討したいと思います。

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