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仕事について悩んでいたなら、映画「鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言-」を見るといいですよ。

最後の宮大工、西岡常一。

自分の仕事にすべてを捧げる姿に圧倒されました。
そして、うらやましく思いました。

「法隆寺には鬼がおる。」

ドキュメンタリーの凄み、
を感じました。

宮大工になるためには
「まず土から知らねばならない」と、
祖父のすすめで農学校へ進学。

そこで常一は、
祖父の先見の明に驚くことになる。

そして、
常一は、昔の職人の言い伝えを
たくさん知っていて、
この映画の端々で自分の考えと共に話す。
これらの先人の含蓄に富んだ教えが、
どれも興味をそそる。

道具の使い方、木の特性の活かし方、
木の育ちに山の環境がおよぼす影響など
本当にその知識には驚かされるばかりです。

木を買わずに 山を買う。
山の環境を見て木の癖を考える。
木は育った方位のままに使う。

「棟梁」としての、
腹を切るつもりの覚悟や、心構えや、行動。
これは、仕事をする上で参考になるものばかりでした。

個性を殺さず癖を生かす。
人も木も、育て方、生かし方は同じだ。

伽藍建築は、「第一番に壁土を作る」
その土地の粘土を見つけ3年ほど寝かせる。
伽藍建築は「粘土探し」からはじまるそうです。
とても、興味深い話でした。

千年の木には千年のいのちがある。

木は鉄を凌駕する。

常一は、
自分の意見を曲げなかった。
それは意地などではなく、信念において。

そこまで、ひとつのことを極めてみたいものだ
と思いました。

自ら給料を下げてまで、
クオリティを追求したというエピソード
には、
尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。

思い切った仕事をしてほしい。

合理的なことを考えずに、時間をかけてもええから、
本当のことをやって仕事をやってもらいたい。
ごまかしやなしに、ほんまの仕事をやってもらいたい。

何より千年のスケールの大きな話に、
自分の悩みがちっぽけに思えました。

これを見たあとは
薬師寺や法隆寺、法輪寺三重塔に
行きたくなります。

とにかく「凄い」の一言です。

ドキュメンタリーっていいですよ。
リアルで、生々しいんです。
だから、説得力があるんですね。

仕事に悩む世代の方におすすめの映画です。
アマゾンプライムでどうぞ~。

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