事実、退職する直前の私のデスクは荒れに、荒れていたのでした。
この机の荒れ具合が、
あなたの頭の中の荒れ具合ですよ。
それは、
役職者会議のために集まった
東京支社のマネージャーからの指摘でした。
いつも涼しい顔をして働いていた
このマネージャーの一言に
カチンときたことを覚えています。
そら、あなたにはヒマやからエエなッ!
机も片付けるヒマがあるんやろ!
と内心思いました。
今から考えると、
カチンときたのは図星だったのですね。
その頃の私は、
とにかく、毎日毎日忙しく働いていたのでした。
忙しくて、片付けられなかったのか。
片付けられないから、忙しかったのか。
もう今となっては、わかりません。
何も考えられなかった。
いや、何も考えたくなかった。
もう、すべてがイヤになっていました。
考えることから逃げていたんですね。
とにかく、退職直前の私の会社のデスクは
ビックリするくらい散らかっていたのでした。
コンマリさんは、
良いことを言いますね。
あんな散らかった状況で
「やりがい」なんて
見つかるわけなかったんです。
休職をして約3ヶ月
心に余裕が少し戻ってきた頃
私はもう退職を決意していたので、
大規模な「断捨離」を決行したのでした。
B'zの「LOVE PHANTOM」をBGMに、
♪いらないッ!何も~ぅ!
捨ててしまおうぅ~!
君を探し彷徨う MY SOULぅ~
STOP THE TIMEッ!
SHOUT IT OUTッ!
がまんできないぃ~!!
と、
捨てまくったのでした。
特に、社員旅行の写真を捨てた時なんて
とても気分がスカッとしたことを覚えています。
さらに、攻撃の手を弛めることなく、
取り憑かれたように
断捨離をしまくりました。
するとどうでしょう。
気分がどんどんと晴れていくのでした。
そして、
それから更に時間は要しましたが
やりたいことを見つけることもできました。
そして気づいたのです。
あのマネージャーに指摘されて、
カチンときたけれど
やっぱりその通りだったのだ。
この机の荒れ具合が、
あなたの頭の中の荒れ具合ですよ。
悔しいけれど、あのマネージャーの指摘が
正しかったのだ。
そう言えば、
裁判の傍聴に行った際の証拠写真を見て、
あまりの汚部屋に驚きました。
やっぱり、
デスクや部屋の荒れ具合が、
頭の中の荒れ具合。
その通りだと思います。
あの時の私は
もう限界だったのですね。
人生を変えたかったら
まずは、片付けからですね。
なんしかカッコいい大人になろう。
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