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pamiok
閉鎖的な空間にいるとアイディアが生まれるという皮肉
「もっと広い世界で生きていきたい」というのが私の口癖だ。
広い世界って?と聞かれたら、言葉に窮する。
一つ言えるのは、『一律の概念や基準で物事が判断されることのない世界』だ。
今は、似たような価値観の人たちがよせ集まった箱の中にいる感じ。ダイバーシティと唱えながらも、一定の尺度でしか測られない世界だ。
私は違う!と叫んだところで、箱の中に入ってしまえば、外からは誰も気が付かないだろう。
ただ不思議なことに、閉じ込められるとイマジネーションが膨らむ自分もいる。
窓のない部屋にいると、かえって外の世界を想像したくなる感覚。制限があるほど、人は向こう側の景色を思い描こうとするのかもしれない。
それって現実逃避?それとも押しつぶされそうな気持ちを守ろうとする防衛本能?あまのじゃく的な発想?反発心?
ただの心の叫び?