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○    スパイに関する映画
スパイに関する映画は無数にある。ウィキペディアで「 Category:アメリカ合衆国のスパイ映画 」を検索すれば、米国だけのそれのリストが出てくるし、もちろん、それ以外の国の物も多い。以下の大半は、私が実際に見た物を紹介し、プラス、少しではあるが、見たことのない作品もリストに並べた。参考になれば幸いだ。⭐️をつけた物は、優れていると私が思う作品。
 
 
⭐️スニーカーズ ロバート・レッドフォード主演、ハッキングの1種である侵入テスト(ペネトレーション・テスト)を行うコンサルタント達と政府の対立。ベン・キングスレーも出演
⭐️ キングスマン・シリーズ3本。どれも面白い。
・ワールドオブライズ リドリー・スコット監督。ディカプリオと、私が好きなゴルシフテ・ファラハニが出演。
・ミュンヘン 1972年のミュンヘン五輪テロに報復するモサドのエージェントたち。
・アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男 ユダヤ人600万人を死に追いやったアイヒマンが、アルゼンチンにいた! 彼を追うべく、様々な人々が動き出す。
・ウィズアウト・リモース トム・クランシーの「容赦なく」の映画化。主人公のクラークが黒人に変更されている。
・トリプルクロス 007シリーズを手がけたテレンス・ヤング監督による実話の映画化。第二次世界大戦時代、ナチスは、元金庫破りをやっていた男を英国にスパイとして送り込もうとするが。
 
・KCIA 南山の部長たち イ・ビョンホン主演。韓国中央情報部部長による大統領暗殺事件の実話を映画化。KCIAの権力と暴力の物語。

この映画のセリフの中に、空挺部隊だとか空挺旅団という言葉が出てくる。どこの国でもそうだが、空挺部隊、つまりパラシュートで降下する陸軍部隊は精鋭だ。しかし、韓国でもそうだが、暴徒の鎮圧に警察の機動隊ではなく、軍の部隊が当たるというのが問題になった。つまり、過剰な取り締まり、群衆への発砲などを通して、民衆を弾圧してしまうことになる。その例の一つが、この映画における、釜山での暴動に空挺旅団を送れ、とか、暴徒は戦車でひき殺せというセリフだ。これには「光州5・18」で描かれたそういう事実も含む。光州事件では、その鎮圧に空挺部隊が派遣され、200人以上死者が出た。
中国は89年の天安門事件で、暴徒に戦車をけしかけたと伝えられる(あの事件では、タンクマンという男が戦車の車列の前に出て、その前進を止めたというエピソードがあった)。
 
韓国では、北朝鮮対策として、空挺部隊が存在してきた。過酷な訓練を経て、北の特殊部隊・第八軍団(「シュリ」に出てくる敵)とも戦えると評された空挺部隊は特戦団とも特輸団とも言われ、陸軍の精鋭であった。60年代に、チョン・ドファンとノ・テウ、つまりのちの大統領たちを含む数人が米国で訓練を受け、彼らが空挺部隊の祖になったと言われている(その後の2人は典型的な、軍人上がりの政治家)。また、韓国陸軍にはハナフェという秘密権力組織があり、それに属した将校たちが韓国軍や政界などの権力を握ったという。私はそれを偶然見つけた本で読んだ(趙 甲済の本「軍部! 語られざる韓国の暗部」1990)。
 
この映画に登場する主要な男たちも、そういう組織や空挺部隊のOBである可能性が高い。保安司令官チョン将軍の右胸には、金色のパラシュートのバッジがついていた(26分29秒ごろ)。彼も空挺部隊で出世し、その後、保安司令官という将軍職についたのだろう。この映画のウィキペディアのページによると、この将軍はチョン・ドファン元大統領をモデルにしているそうだ。
 
 
・間諜X27 マレーネ・ディードリッヒ主演、女性スパイの悲劇。結末であることをしようとする主人公が印象的。彼女はそれを冒頭でもやっていた(これを書くために30年?ぶりぐらいに見たら、気がついた)。
・パトリオットゲーム ハリソン・フォード主演。CIAの情報分析官ジャック・ライアン物。SASが砂漠のテロリスト基地を襲撃するのを偵察衛星で見る場面が印象的。ライアンの上司であるグリーア提督に、先日死去した、ジェームズ・アール・ジョーンズ。
・ジャッカルの日 フォーサイスの出世作。ドゴール大統領暗殺を目論むテロリストと、フランス一の刑事ルベルの戦い。情報機関物としても面白い。時間をかけてでも小説を読んでから見た方が面白い。
・オデッサファイル フォーサイスの同名小説の映画化。ナチスの秘密組織オデッサと若き記者、それにモサドの戦い。
⭐️ 機動警察パトレイバー the movie 2  警察物プラスロボット物で、自衛隊情報部のある男がキーパーソンになる。
・ブリッジ・オブ・スパイ スパイの弁護士を務めた男と、その先にある驚きの出来事。トム・ハンクス主演、オスカー賞作品。
・クーリエ:最高機密の運び屋 60年代のキューバ危機時代、米ソの対立を横目で見ながら、最高機密を運び出す男がいた。だが……。カンバーバッチ主演。
 
・007シリーズ 私はロジャー・ムーアが好き。良くも悪くも英国人のユーモアのセンスが垣間見えたから。その日本語訳は広川太一郎のアドリブもあって優れていた。
・ミッション・インポッシブル シリーズ 今8本目が製作中。
・スパイゲーム レッドフォードとブラピによる作品 
・コンドル レッドフォードによる作品 
・グッドシェパード マット・デイモン主演のCIA物。
・ジェイソン・ボーン シリーズ 4本ある。マット・デイモン主演。

この他にもある。つづく

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