男の子に生まれたことも、全部愛して【ジェンダーのおはなし】
こんにちは。シンガーソングライター果肉星叙です。
今日は、ちょっと踏み込んだお話を書こうと思います。
私のこころの性の話💗
身体は男性に生まれたけど、そんな事は全くスルーしてもいいようなくらい、最近は女物の衣装や、普段着で楽しんでいます。
それは魂の解放。
とでもいうのかな
私が男といわれても、女であっても。
どちらでもいいやー!って
究極には思えちゃうくらい。
ファッションは、服は人を変えると思えた。
秋の気配もちょっぴり感じるけど、真夏のようでもある不思議な季節。
その不思議な感覚とも、今から書く話は似ている。
母は、私が幼いころから美容の職に就いていた。いつも綺麗で。性格はおだやか。
私は、身体は男性で産まれた。
まだ、訳あって疎遠になってしまっている母には『カミングアウト』できてない。
幼いころから少し周りとズレを感じてきた。
まるで、男の子を演じてるかのようだった。
どうしたって、女の子としての自分が芽吹いて、好きな恋愛対象も、男の方だった。
そんな私は、最近ファッションの世界に飛び込んだ。
まだ、働くとは決まってはいない。
でも、大チャンスが到来してるんです。
歌でもいろんな性を表現してきた私が、服=おしゃれと結びつき、自己表現を始めたのは『必然』とも言える。
だって、ファッションは、人を変える。
去年まではしなかった(できなかった)お化粧も覚えだし、徐々に変わってゆく自分が、楽しい。そんな中、母の美容の仕事を思い出す。
実は、あまり母とは良い思い出ばかりではない。いや、あまり記憶がない。
小学4年生のころ、親が離婚したのだ。
そんな「突然の別れ」苦しみは『セピアは消えない』という曲に、書いている。
先日UPしたばかりの曲だ。
でも、今母という存在を思うと、どんな関係であれ、許せるところばかりじゃないとしても。
『母は偉大』だとも思う。
産んだからって、母になれるわけじゃない。そう、私が三十年は生きてきた人生の中で、感じる。
産むという行為が、必ずしも母としての勲章になるわけではない。
それを勲章とするにも、立派な育てがあってこそ。
だけど、私は母という存在が、この世で自分が生きている証だとも思う。
だって、その門(ゲート)をくぐらなきゃ、この世が見えなかったんだから。
この世で、私が表せること
私は、果肉星叙という名前を一生背負ってゆくと決めている。
自分で名付けた名前。そして、肉体という果実を持ち、自分を他の誰でもない一つ星のように表現している者でありたい。
そこには、性別なんてもの、ただの飾りだ。
そんな叫びがある。
だから、どんな事を言われたって、私はこの生を愛しているし、産んでくれた母にも、感謝したいと思っている。
性とは、生。
表す中で、きっと私を見つけてくれる誰かが、いる。
そう確信しています。
ファッションの夢も、花開くといいな。
歌も、誰かのこころに残りますように。
新しい人生としての、1つめのnote。
そんな気持ちで、書かせていただきました。
どうもありがとう
Seno