クリント・イーストウッ道Ver.91（※クライ・マッチョ　ネタバレ有感想文）

※映画クライ・マッチョのネタバレ有感想文です。未見の方はご注意下さい※

 　本人にそのつもりはないけど、あまりにも凄過ぎて気付いたら無双しててサーセン、ていう正統派イーストウッド主演映画でガンギマリ不可避！　中盤、村で獣医扱いされて、保安官ヨッメが持って来た犬に対して老衰であると真実を言えず「一緒に寝て休ませときゃヘーキヘーキ！」とかテキトー吹いてて後からクレームの可能性が無限大な気もしますが、多分人徳で無双して誤魔化せるのセーフ（確信震え声）

　設定上の年齢が定かではありませんが、演じるイーストウッド自身は間違いなく91歳なワケで、そんなクリリンが30代の屈強なピラチンをワンパンで沈めたり、何かボスっぽいナオンからベッドにお誘いされたりと、違和感を感じざるを得ず草生える。

　ただまあ、「91歳だから」て十把一絡げにファンタジー扱いしていいもんか？　それは人間の可能性を否定する、安易なエイジハラスメントじゃないの？　と、加齢で最近微妙な場面が増えてるワイもハッと気付きましてね…。ああいう元気な91歳がいてもええやないのという。ただ元気な91歳のサンプル数が無さ過ぎて、確かめようが無いところではあるのですが…。

　とか言いつつ、前作の運び屋の時からそうなのですが、作中で一番ヒリつくのが何てことないクリリンの運転シーン、腕が超震えてて本当に大丈夫なのか、事故ったりしないのかという感じで、どうしても心配してしまうのでした（震え声）。