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「団地物語」〜とうもろこしの向こう側


こんにちは団土也(だんつちや)です

団地で樹木等の管理作業をしていると、お茶など持って来てくれる清田さんという人がいます

とても気さくで楽しい、70前後のおじさんです!

ある夏の日の休憩時間、とうもろこし🌽を持って来てくれて皆で食べました

日に焼けて真っ黒な顔に無精髭のおじさんは、トウモロコシをガブガブとかじりながら、一心不乱におもしろトークを繰り広げたのですが

明るく話しながらガハハ!と笑ったおじさんの歯🦷にぎっしりと黄色い🌽トウモロコシが挟まっていました!

と言うより🌽トウモロコシの向こう側に🦷歯が見えました!

タバコ🚬のヤニで渋い色になった歯がトウモロコシの彼方に見えたのです!

その時の私は無表情に固まった顔で無理に笑顔を作ったので、かなり不気味だった筈です…

それから暫くのあいだコーン🌽を見ると、その彼方に笑顔のおじさんがチラついて

困りました…しかし誤解しないで下さい、おじさんはとても良い人です

私はそれ以来トウモロコシを食べる時、口を直付けしてガブガブと食べないようになり、少し面倒くさいのですが、出来る限り親指で一例ずつ剥がして芋虫状にして食べる事にしています

あの夏、一番暑い昼下がりだった気がします…

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