「多彩なる妄想力は生きる助け」
~実るほど頭が下がる稲穂かな~
だがそれが稲穂である必要は全くない。麦でも薄でも、しなって頭を下げているのであれば魚のかかった釣り竿でもいい
そこに何かを見出すのは、それを見ている人であって稲穂は本来何も教えてはいない
勝手に感動して涙ぐむ人間を大方の稲穂はキョトンと見ているだろう…
人の心を豊かに耕すのはそういった独善的妄想力なのです!
しかしその妄想力にも千差万別、十人十色…!
ある人は実った稲穂から「謙虚さ」を学び、別の人は実り過ぎて倒れてしまわぬ様にと「足るを知る」事を学ぶ
更に別の人は、所詮豊かに実った所で喰われてしまうのだから、実るだけ無駄!とドン引きするような妄想をする!
いずれにしても妄想の仕方にも多彩な色合いが有る