【マンスプレイニング】悪気なく女性蔑視をしてしまう男たち
マンスプレイニング(Mansplaining)とは、男性が女性を見下しながら説明口調で知識や持論をひけらかす行為のこと。『Man(男性)』+『explain(説明)』から由来する造語で、女性蔑視や男性社会の中の悪い慣習として嫌煙されています。
マンスプレイニングは『マンスプ』と略されて、SNSを中心に広まっています。今回は、このマンスプレイニングについてご紹介します。
マンスプレイニング(Mansplaining)でやりがちな言動例
マンスプレイニング(Mansplaining)とは、男性が女性に対して「君にはわからないだろう?」と見下した態度で、知識や持論を展開していくことです。いわば、男性から女性に向けてのマウンティングでしょう。
マンスプレイニングは家庭内や職場などでしばしば見られ、女性蔑視として嫌煙されています。
●女性/若者は知らないだろうという押し付け
「君は若いから知らないのかもしれないけど、こういうのはいかに早くレスポンスするかが大事なんだよ」
「(奥さんや娘に対し)お前は黙っていなさい」
●聞いてもいないのに突然の説明。そして自伝が始まる
「(聞いていないのに)ここのセルはSUMIFを使えばわかるよ。いや僕も若い頃はエクセルとかよくわからなくて困ったよーー。」
●男性相手には敬語を使うのに女性にはタメ口
「(コンビニなどで) そこのタバコとって」
マンスプレイニングでは、相手を見下しながら話したり、聞いてもいないのに知識や持論を展開したりすることが多いことが特徴のひとつ。付き合わされる方は辟易としてしまいます。
マンスプレイニングはコミュニケーションを阻害する
マンスプレイニングは、コミュニケーションとして一方的であることから、相手に距離を置かれる可能性があります。
繰り返していくうちに家庭内や職場内で距離を置かれてしまい、結果孤独になったりコミュニケーションが阻害されたりします。
もし、自身に心当たりがある場合はコミュニケーションの仕方を変えていきましょう。
マンスプレイニングを改善する2つのポイント
親切心で相手に助言したり、コーチしたりすること自体は悪いことではありません。
一方で、相手が本当に自分の助言を求めているかどうかは丁寧に見極める必要があります。
●「わからなかったら、聞いてね」と声をかける
→『今』必要かどうかを確認する
●「僕の考えを言ってもいい?」と前置きをする
→その後に相手の話も必ず聞く
あなた自身が優秀であるように、相手も優秀であり、同じ土俵にいる人であることを前提としてコミュニケーションを取りましょう。
ジェンダー規範の刷り込みを意識する
マンスプレイニングの背景には、「男性は女性よりも知的に優位でいなければならない」「(家長として)堂々と振る舞わなければならない」といった男性像の固定概念があります。
『男/女はこうあるべき』といったジェンダー規範は、自分も周りも苦しめるため早めに捨て去ってしまうことをおすすめします。
男性も女性も、多種多様なジェンダーも同じように、お互いの良し悪しを活かして社会の中で生きています。お互いを尊重し合うことがで、相手の価値観や感性、新しい考えを共有しあえるようになります。
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