南房総市、館山市をお散歩。
どうもこんにちは。
当ブログにお越しいただき誠に有難うございます。
猛烈な日差しの夏が来ましたね。
皆様に於かれましても、どうかお体に気をつけて。
素敵な夏にしましょうね。
本日の記事は、素敵な夏のお話です。お読みいただけましたら幸いです^^
とにかく美しい空でした。
デジタルではなくフィルムで写真を撮っている友人と房総半島を撮影し周りました。
早朝…朝5時半とかでしたかね。
待ち合わせに、彼のご実家へ車で迎えに行き、玄関前に駐車して待っていた
んですよ。
既に待ち合わせの時間から5分ほど経ってたのですがドアが開く音がしたので窓から見ると上の妹さんが出てきたから「お〜朝早いね〜。サークル活動の練習かい?」と聞いたら「あ・・・仕事です、出勤です・・・。」と言われまして、そこで初めて「あぁ、そうだ、もうとっくに就職してんだった!」と思い出し天を仰ぐのでした。
なんという失礼を働いてしまったことでしょう(笑)
ごめん〜〜〜と思いながらの行ってらっしゃいに彼女は優しく行ってきます、と言ってくれたのでした。
いまだ来ない、今しがた久しぶりにお会いした彼女の兄を私は携帯を見ながら待っていたのでした。ただいま時刻、朝5:52。
ガチャ、とドアが開く音とともに振り向き様に「おそいよ〜!!!😤」と言い掛けたその寸前、なんとお父様ではございませんか・・・。
私は高校三年間、本当に彼のご実家には大変、大変お世話になっておりましたのですが、その時期はお父様は海外に赴任されていたので、私がお家に遊びに行った時にはお会いしたことはなかったのです。
まぁ、要は初対面だけど、すでにめちゃくちゃお世話になってる方て感じでして、「これは!!!これはきちんとご挨拶をせねばならぬ!!!」と一瞬で体中の細胞がその使命に覆われ、正常な判断能力を全くもって失ってしまったのでした。
お父様の目には、実に変なことしてる人と写っていたことでしょう・・・今思い出しても恥ずかしい限りです。笑
私は閉めていたシートベルトの存在に気づかないまま窓から出ようと体をガンガン動かしながら、口は「あ!!あ、お父様ぁ!あ、えっと!!あの!」と冷静さを欠いたあほ丸出しの言葉を叫び続けていたのでした・・・笑
意味のわからん行動を目の前で繰り広げているお馬鹿さんに対し「いつも息子が世話になってるね。有難う。」と優しく言い、「降りなくていいよ」と掌を向けてくださり、駅へ向かって歩かれていかれました。
結局私は自分で締めたシートベルトに気づかないままお父様を車から降りずに窓からお見送りさせていただいたのですが、それはとってもカッコよくて、紳士で、素敵な仕草にうっとりとしてしまっていたからでした。
ハッと我に帰った時はお母様がドアからひょこっと顔だけ出して「ごめんね〜〜今準備させてるからね〜〜💦」とこいう声が聞こえた時でした。ただいまの時刻は6:05。
あぁ、いえいえ!そんなそんな!と慌てて私は両手を振り、お母様は家事に戻られ少し経ってから待ち合わせした友人がドアから顔を覗かせました。
すまんすまん、といつものように左手を上下に振りながら何事もなかったかのように玄関から真っ直ぐ車の助手席に乗り込んできた友人。
遅刻しとるんぞワレ、なんやその態度は!と笑いながら私もシートベルトを締め…てました。この時マジで既にしまっていたシートベルトをもう一回締めようとしたんですよ…向かった先は千葉県南部の館山市。
車内では形容し難い良い時間が流れていました。お互いの好きな曲を車のBluetoothで掛け合い、今思い出せないものもあるくらい、いろんな話をしながら、館山市の洲崎灯台に到着。
私も彼も海鮮料理をこよなく愛する人間同士ですので、館山の海鮮を食べよう、と灯台の真下脇にあった海鮮料理店にいそいそと向かいました。
今調べたら「森田屋商店」という名前でした。
当時は看板も見る暇もないくらいお腹空いてましたから。(笑)
ごめんください、おばーちゃん。特大のサザエを二つ刺身、にしてくれないかい?と声をかけると「内臓の方は壺焼きにしてあげようね〜」とのお返事。
サザエ、選びなさいな。と私らに目を向け、友人が一番でかいの!と答え、選んでもらった一瞬に撮影した一枚です。
外に灰皿があるのは古き良き店のいいところですね。
喫煙者である私らにはとてもありがたい飯どころでした。
とりあえずポケットのものを全て机に出し、いそいそと一服。
残り一個の刺身のサザエを片手にこの表情。
おばーちゃんも写って写って!!と頼んで撮らせていただきました^^
とっても可愛くて、素敵なおばぁちゃんでした💕☺️
この写真は私にとって、まだ短い写真生涯である今でも、とびきり一番のお気に入り写真です。
こんなに良い写真を撮らせてもらえた自分は世界一幸せだと思います。
ひとしきりおばぁちゃんとのご歓談。
会計を終え、「また俺ら二人で会いに行くわ!」と爽やかに言う友人に、おばぁちゃんはこれまたとびきり優しい笑顔で「またおいで。」と頷くのでした。
次に目指すは「南房総市」。
道中の港で少し休憩がてら二人でお散歩。
こっち向いてよ〜と声をかけたらこのポーズ。(笑)
この男、レンズ向けると本当に面白い写真が撮れるんですよ。ふふふ。
名も知らぬ漁港に私と友人の二人だけで、歩いていました。
きっとそこに居たのは十数分だったはずですが、半日くらいの感覚に陥るのでした。
大きなトビがけたたましい鳴き声をあげ飛び立ち、私たちもこの漁港を後にました。
お、やっと見えてきました。
野島崎灯台です。
千葉県の最南端の灯台です。
良い海ですね。沖縄では決して見れない景色でしたので、目に焼き付けておきました。
灯台脇の海でお散歩。
夏が大好きと云う友人の背中を撮るのはなかなか幸せでした。
帰り道は若干の眠気と戦いながら懐かしい話や互いの写真に対する考えとか、私の母のことだったり、本当に色々な事を話しました。
多分、私の生涯で出会ってきた友人の中で一番言葉を交わしているのはぶっちぎりで彼だと思います(笑)
家の前で別れた時はいつも通り、家族の皆様によろしくねと言い、彼はそれに「おうよ」とだけ答えました。
大あくびをしてから、今度は私の実家へとハンドルを切りました。
ほんと朝から夜までずっと、映画のような一日でした。
今は色々とやる事が多くてそこまで時間は取れないのですが、あの時、あの場所で、あんなに素敵な夏の中、自由そのものを身体で感じることができた経験は忙しい中でも励みになっています。
とはいえ、将来そんな1日が来ないと云うのは幾許か寂しいので今後はもっと素敵な1日との出逢いを能動的に待とうと思ってます。
それでは皆様、良い1日を✌️🐍
お楽しみいただけましたら幸いです^^