【海外展開事例集 vol.7】世界の舞台で 生きざまを伝える書を(福詩家たろう様)
「海外展開事例集」vol.7公開!
これまでジャパンプロモーション運営のイベントにご出展いただいた方々にインタビューを敢行し、皆様が実際に目の当たりにされた世界各国のリアクションや、その後のご活躍について貴重なお話を伺う「海外展開事例集」シリーズ。
シリーズ7回目となる本項では、書家の福詩家たろう様に、海外のステージで観客の心を掴む工夫や、現在の各国でのご活躍について伺いました。
≪現在の活動について≫
書の面白さを一人でも多くの人に感じてほしい
「日本Fudemoji教室」を設立し6年。現在は関西・東海まで教室を広げ、約2000人の生徒と共に表現する楽しさやその可能性を追求しています。パフォーマーとしてはこれまでにアジア、ヨーロッパ、アメリカの計10か国でステージに立ってきました。特に思い入れが強いのはインドネシアの「ENNICHISAI」。2016年以降は運営にも参加させてもらっていて、ロゴをはじめ各ツールの文字デザインも担当しています。2日間で25万人以上が訪れるインドネシア最大のジャパンイベント、毎年凄まじい活気です。また、新たな試みとして企画している、フランス・トゥールーズの古城を貸し切っての展覧会などスケールの大きな仕事にも初心を忘れることなく、来場者一人ひとりの笑顔を想像しながら取り組むことを心掛けています。国内でも教室での指導のほか、企業や飲食店のロゴ、壁面アートの制作など様々な依頼をいただいていますが、どの案件もその場限りの付き合いではありません。SNSを通じて口コミを広げたり、有望なお客様をご紹介したりと、お店の売上げにも貢献できるようなPRやアートプロデュースを行っています。
≪アドバイス・今後の目標≫
挑戦し続けることで次へのチャンスをつかみ取る
一度きりで全てを判断してしまうのは勿体ない、と常々思っています。出展を何度も繰り返すことで見えてくるその国ごとの傾向や、深められる絆はたくさんあります。海外での活動を長く続けていく上で力になってくれるような人々との出会いも少なくありません。ただステージに立つだけでなく、新たな可能性を広げるようなご縁が結べるという意味でも、海外出展は収穫が多いですね。海外での活動は今のところ年4回程度ですが、今後は月に一度のペースでどこかの国に行けるように活動を増やしていきたいと思っています。もっと規模を拡大して、ゆくゆくは世界各国に書道教室を作りたい。その第一歩として、現在はインドネシアに教室をオープンする計画を進めています。
≪成功のノウハウ≫
【出展前】
●路上詩人として活躍。
●画集を出版。
●日本全国のイベントでパフォーマンス。
●アーティスト人材派遣「art officeともだち」設立。
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【サポート・工夫】
●海外の友人に、その国で売れているものや流行、日本がどの程度知られているかなどを事前にヒアリングし、パフォーマンスに反映した。
●書道や日本の文化について改めて学び、簡潔な資料としてまとめて来場者にアピールした。
●現場で浮かんだアイデアや急なリクエストに対するスタッフの柔軟な対応に助けられ、思い描いたパフォーマンスを実現できた。
★Point★
ただステージに立つだけではなく、その国の文化を知り、自国の文化を伝えることを常に意識。
スタッフとのスムーズな連携がより良いステージづくりに繋がった。
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【成果】
●何年も繰り返し出展するうちに、ステージ出演の機会が増え、パフォーマーとして充実した活動を行うことができた。
●海外でのパフォーマンス経験が、その後の国内活動におけるPRとしても有効に働き、新たなプロジェクトにも繋がった。
●海外での活躍が認知され、まだ行ったことのない国のイベントからも声をかけられ活動の幅がさらに広がった。
★Point★
海外経験そのものが人々に認知・評価されるきっかけとなり、その後の国内外での活動展開に結び付いた。
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【その後】
●国内企業や飲食店のロゴ、壁面アート制作などを手掛ける。
●関西・東海に教室を設立し、生徒数は現在約2000人。今後は海外にも展開を予定。
●2019年6月にフランス・トゥールーズの古城にて展覧会を開催。
★Point★
国内での精力的な活動に加え、さらなる海外展開に向けた動きも継続。
★福詩家様、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!
続くvol.8では、書家の美帆様に、海外での経験を新たな創作のエネルギーに替える秘訣や、各国のオーディエンスの反応について詳しく伺います。
◎お話を伺った人:福詩家たろう様
【ご出展いただいたイベント】
Japan Expo Paris「WABI SABI」(2016・2018)
HYPER JAPAN「雅 MIYABI」(2015・2017)
バンコク日本博「宴 UTAGE 」(2017)
MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL(2016)
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◎住 所 : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-18-10 海老名ビル 4階
◎電 話 : 03-5766-2450/ファクシミリ:03-5766-2451
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