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文章を上手く書けるようになるには

こんにちは。
耳の下の膨らみが、顎の腫れなのか自粛太りなのか、迷わず顎の腫れを選択して歯医者に向かった空間デザイナーのZAKIさんです。
#コロナ太りは認めてるよ

というわけで、鈍りまくった身体を鍛え直すべく、今朝から朝ストレッチ始めました。筋トレを予定していたのにストレッチで強制終了したわけでは決してありません。
#嘘です

▽朝にピッタリなストレッチ動画 #オガトレ

▽僕と同じく股関節が硬すぎる人はこれ最後まで出来ないよ #オガトレ

さて。
僕の朝の新しいルーティーン宣言は置いておいて、本題に入りましょう。

最近、仕事中に良く聞いているYouTubeチャンネルがあるのですが、その中でとある動画が目に止まりました。

▽【学校では教えてくれない】文章が下手になる理由 #ロザンの楽屋

「noteを始めた」と周りに言っていたら、ありがたいことに、最近は自分の身の回りでも読んでくれる知り合いが増えました。そんな中、「よく毎回あんなに文章書けるよね〜」と言われることも増えました。

自分としては、昔から文章を書くことが苦じゃなかったし、読書感想文も夏休みの課題で一番得意なくらいでした。当時は本を読むことの方が苦痛で、文章を紡ぐ方が好きでした。感想文なのに、空想で会話も入れちゃったりして。今考えたら感想文に会話って、よく分かりませんね。
#読書感想文についてもロザンの楽屋で話してくれてますよ

そんなわけで、文章を生み出す『0から1』の苦悩をあまり知らずに生きてきました。
#数少ない自慢です

僕はこの理由を、今までは『現代文が得意』『小説(ミステリーに限る)をよく読む』という、何とも曖昧な分析しかしていませんでした。学生時代に某学習塾で個別指導をしていた時にも、学生たちには、

「とにかく本を読んで、とにかく書いて書いて書きなさい!自分の意見を筋道立てて言えるように、独り言もオススメ!」

と根拠のない我流指導を自信満々にしていました。

いやはや、お恥ずかしい。

ですが、多くの人が僕と同じような思いでお子さんたちに接していませんか?

「なんで感想文が書けないんだろう」
「自分も子供の頃苦手だったなぁ。だから我が子も書けないのは仕方ない。」

諦めるのはまだ早い。YouTubeチャンネル『ロザンの楽屋』で語られているのは、まさに目から鱗なお話しです。

目かっぽじってよーく観てや!
#かっぽじるのは耳

●文章の構成

感想文でも小論文でもおそらく卒業論文でも、文章を書くことにおいて、まず念頭に置くべきことは、『誰にでも分かりやすい文章を心がける』ことだと思います。

では、そんな分かりやすい文章を書くにはどうしたら?

それが学生時代に国語の先生から口酸っぱく言われた、アレです。

『起承転結』

起:事実や出来事を述べる。
承:『起』で述べたことに関することを述べる。解説したり、それによって起こる問題点を述べたり、感想、意見を述べたりする。
転:『起承』とは関係のない別のことがらを持ち出す。
結:全体を関連づけてしめくくる。

(引用:Wikipedia)

実はこの起承転結、Wikipedia先生が言われているけど、国際的には一般的ではないらしい。英語では、主張→根拠→主張の順で自身の意見を述べる、『パラグラフ・ライティング』(論理的文章)という考え方のよう。

ここではどちらが正しいとかそんなことを論じるつもりはなくて、両者には共通点があること、お気付きですか?

実は起承転結もパラグラフ・ライティングも、大まかな書き方が決まっているということです。どちらも大体下のような流れで文章を考えます。

自分の意見を述べる

その意見を深める(その為に証拠を持ってくる)

反対意見を持ってくることで自分の意見の正当性を高める(証拠その2)

結論

こんな感じで、ざっくりルールが決まっていて、それを応用して物事を解決していく。これって、国語のテストではあまり使わない方法じゃないですか?

でも何となく、この思考方法ってどこかで見覚え・聞き覚えがありません?

●数学的思考

よーく自分の学生時代を思い返してみてください。現在学生の方は、授業をよーく振り返ってみてください。

数学の問題の解き方、そのものではないですか?
数学って、大まかに言うと下のような流れですよね。

公式を覚える

例題を解く

反復練習

別の考え方や応用問題に挑戦する

つまり、さっきの主張→根拠→主張を公式と考えると、文章を書くという行為は、数学の考え方で挑まないと書き始めることが困難という結論に、ロザンの楽屋の動画内では達していました。
#天才

上記の流れの究極系は、たぶん多くのみなさんが嫌いな、アレですよ。

●数学の証明問題

これ、ほとんどの人が苦手意識ありますよね。少なくとも、僕が学習塾の先生をやっているときは、得意の生徒は数名いても好きな生徒には一人も会ったことありません。

ちなみに、僕は好きなんですよね、証明問題。
#当時口に出したことはありません

元々ミステリー好きなのも功を奏したのか、ウォーリーを探せ的な間違い探しが好きだったせいか、図形問題も好きでした。

そう、証明問題に対して、苦手意識なんて無かったんです。むしろワクワクしながら解いていた数少ない生徒だったと思います。

でも証明って、苦手にするほど難しい問題じゃないんですよ。

え?出来る人が言うから説得力ないって?

そうかなぁ。証明問題は答えの書き方まで教科書に丁寧に載ってるくらい、基本レベルなんです。一番最初に取り組むものとして『三角形の合同を証明せよ』という証明問題がありますが、合同条件さえ覚えてしまえばなんて事はない。だって書き方は一から十まで教科書のままでいいんだもん。

生徒の解く姿を見守っていて、よく引っかかっていたのは合同などの条件を探す事でした。つまり、証明問題が難しいと思っているのは錯覚で、図形問題が不得意という事実が隠れていたわけですね。

という事は、証明問題、つまり文章を書ききる事は誰にでも可能。証明問題が得意になれば、「今日のnoteの書き始めどうしようかな」「なんかまとまりが無くなったな」と手がしばしば止まったり、文章を何度も何度も書き直すようなことも減る!…はずです。
#統計はとっていないよ

ただし、ただただ証明問題のように、淡々とした文書を書くだけでは誰の目にも留まりません。ほとんどの人が書けるなら、そんな無味無臭な、誰が書いたかも分からない文章は、その他大勢の一つとして認識されてしまいます。

ここで初めて、文章を自分なりに肉付けしていく国語力が必要になってきます。よく本を読まれる方達は、この国語力が総じて高いですね。人生で触れてきた表現の数の差が、如実に表れます。
#引き出しの数を増やすには経験するしかない

●社会人での応用

結論として、数学的思考で書き始め、国語力でアレンジすることで、自分なりの文章を書き上げることが出来るわけです。

これって、色んな職業でも応用可能なんですよ。

例えば、住宅を建てる際のことを考えてみましょう。
#動画内で面白く丁寧に例えてくれています

住宅を建てる際には、まず建築士が法律や土地の状況や間取りなど、一定のルール下の元、パズルのように図面を引いていきます。この時点ではルール(公式)に従って正解を導き出す数学的思考を使ってますね。

では間取りがある程度決まってきて、次に内装や中に置くインテリア家具を考えましょう。
ここでは特に明確なルールは存在しません。あくまで選ぶ人の感性です。ただし、インテリアコーディネーターという職種があるように、一定の経験値を積むことによって提案力に説得力が増します。本を読めば読むほど表現を覚えていくのと同じ国語力を活用しています。

建築士 → 数学的思考
インテリアコーディネーター → 国語力

かなり簡易的ですが、こういった図式が成り立ちます。この両方を備えているのが空間デザイナーですね。
#今は建築士も国語力が求められます

「証明問題なんて社会人になって使わないから、適当にやってても大丈夫だよ」

なんて思っていたそこのあなた。
もちろん、実際に証明問題そのものは出てきません。ですが、思考方法として証明問題は有効活用されているのです。

プロジェクトの企画書をなかなか書き出せない…と悩んでる方は、ぜひ数学的思考について、一度考えてみてはいかがでしょうか。
#始末書で悩んでる方もね

では、また!

PS.
この記事を書いている時、宮城県付近で震度5強の地震がありました。
被災した方々の無事を祈っています。


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