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胸椎棘突起を触れる前に
1 胸椎の構造
脊柱はS字状の湾曲を描いています。
これにより、荷重の分散や、衝撃の緩衝が可能となっています。
そのなかでも胸椎は第9胸椎を頂点に後弯を有し、
この第9胸椎を境に椎間関節の形状が
水平方向から垂直方向に変化しており、
上位胸椎と下位胸椎の可動方向の違いが生じています。
具体的には
・上位胸椎は回旋方向の大きく可動性を有している
・下位胸椎は屈伸方向に大きく可動性を有している
となっています。
2 触れて時の基準は?
上記でも記載した通り、
胸椎は上位と下位との触り分けをするだけでもことが多くの情報が得られます。
ぜひ触診を取得しておきたいとのですが、
胸椎は12個もあるため、
いきなり触れていくことが困難です。
触れる時の基準が必要となってきます。
つまりランドマークです。
このランドマークとして臨床上、多く利用されているのが
肩甲骨の各部位となっています。
具体的には
・肩甲骨上角
・肩甲骨下角
となっています。
3 肩甲骨との関係
では胸椎と肩甲骨との関係性はどうなっているのでしょう?
・両側の肩甲骨上角を結んだ線状に第1または、第2胸椎が位置します
・両側の肩甲骨下角を結んだ線状に第7胸椎が位置します
このように胸椎の棘突起を触診するためには
肩甲骨の各部位の触診がしっかりできるこが必要となります。
ぜひ、肩甲骨の触診を練習しましょう。
4 まとめ
どうだったでしょうか?
触診をするためには、
解剖学的な知識が絶対的に必要です。
ぜひ、解剖学を学び、臨床に結びつけて行ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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