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人の人生を豊かにしたい【営業紹介-竹島明花ー(前編)】

今回ご紹介するのは、就職カレッジ®の中退者専門コースである「中退就職カレッジ」で営業を担当する竹島明花(たけしまはるか)。
「就職という枠にとらわれず、お客様の現在や将来を今より豊かにしたい」という想いで携わっています。
前編では、幼い頃から夢だった教員を目指すか、それとも就職すべきか葛藤し、一時的に人材業界へ嫌悪感を抱いてしまうに至ったエピソードを語ってもらいました!


富士山に登頂させられた幼少期

年の離れた姉と兄、ひとつ年上の暴れん坊な兄がいる家庭で育ちました。兄の幼稚園入園の際、「普通の幼稚園では手に負えない」と考えた母は、兄をスポーツ幼稚園に入園させ、年子の私も同じ幼稚園に入園することになりました。

この幼稚園は、登園したらすぐに体操や鉄棒・マット運動などを行うハードな幼稚園でした。季節関係なくプールの授業があり、年長ではなんと富士山に登らされました(笑)。元々運動が苦手な私にとっては、厳しい運動がとにかくつらく、毎日泣きながら通っていました。運動会も、つらすぎるあまり号泣しながら参加した記憶があります。

以来、運動には苦手意識を持つようになりましたが、忍耐強さは身に付きましたし、これ以降の集団生活をより一層楽しめるようになりました。



とにかく楽しかった高校生活

高校時代は、人間関係に恵まれてとにかく楽しかったです。特に仲が良い10人の友人とは、最近も全員で集まって遊ぶほど今でも良好な関係を続けています。そして友人だけでなく先生にも恵まれ、学校での悩みはもちろん、プライベートな話もできるほど、良好な関係を築いていました。

だから私は学校という場所が大好きでしたし、将来は「学校の先生になりたい」と考えていました。


小学校の先生になるための大学受験

学校の先生の中でも、小学校の先生になることが幼い頃からの夢でした。実は姉が小学校の先生で、実際に働いている様子を見て惹かれたことをきっかけに、「先生になるからには小学校の先生が良い」と考えていました。
だから大学は、小学校の教員免許を取得できる学校に進学しようと考えていました。

ところが通っていた高校はとある大学の付属校で、エスカレーター式に上がれる大学には、小学校の教員免許を取得できる学科がありませんでした。
だから「小学校の教員免許を取得できる別の大学を受験したい」と両親に相談したところ、「付属大学以上の偏差値の大学であればOK」という条件付きで許可が下りました。


諦めなければならなかった夢

ところが、この付属大学は偏差値が高い学校だったので、それ以上の学校への受験となると、ハードルが非常に高かったです。結果として受験は落ちてしまい、泣く泣く付属大学に通うことになりました。
付属大学には中高の教員免許を取得できる学科はありましたが、大学に通っても小学校の先生にはなれないので落ち込みました。



児童館ボランティアのサークル

初めは泣く泣く通っていた大学でも、それなりに友人ができて楽しく過ごしました。小学校の先生以外にやりたい仕事が無かったので、選択肢を広げるためにも中高の教員免許は取得しようと、勉強に励む日々を送りました。

また、小学校の先生の夢は叶わなくとも、「少しでも子供と関わりたい」という想いから、児童館ボランティアのサークルに入ることにしました。


居場所を求めている子供たち

児童館には0歳~高3までの幅広い年齢の子供が来館します。乳幼児はもちろん親と来館しますし、友達と一緒に来る小学生や中高生もいましたが、中にはひとりで来館する中高生もいました。

私が高校生の頃は、放課後は友人とプリクラを撮るなどして遊んでいたので「放課後にひとりで児童館に行こう」と考えたことはありませんでした。だからひとりで来館してくれた中高生の相手をしながら「なぜこの子たちはひとりで児童館に来てくれるのだろう?」と理由を考えました。

すると徐々に「家や学校に居場所を見つけられず、児童館に来るしかなかった子供達」の存在に気付き始めました。


せめて児童館は楽しい場所と思ってもらいたい

初めのうちは、児童館ボランティアは「子供の遊び相手になることが自分の役割」と考えていました。でも、子供たちと接していくうちに、「遊ぶだけが役割じゃないかも?」と考えるようになりました。

家や学校を楽しいと思えず、どこにも居場所が無い。
どこにいても居心地が悪い帰り道に辿り着いた先が児童館だった。

そんな子供達に「児童館に行った今日は、なんだか少し楽しかったな」と、少しでも思ってもらいたい。そう思いながら接するようになり、この頃から「人の人生を楽しくさせる仕事がしたい」と思うようになりました。



就活をのんびり構えていた自分と周囲のギャップ

大学3年生の夏頃から、スーツを着て構内を歩く同級生を見かけるようになりました。一方で私は、小学校の先生になる夢を完全に捨ててもよいものか確証を持てずにいたので、就活には気が向いていませんでした。

ところが秋になると、周囲の友達が徐々に就活モードになってきたようで、就活の話題ばかりが持ち上がります。さすがに不安になってきたので、仲の良い友達に「まだ就活始めていないよね?」と冗談交じりに聞いたところ、なんと「さすがにインターンくらいは行ってるよ」と、衝撃の回答が返ってきました。
だから「まさかこの子も就活を始めていたのか!」と驚いたと共に、周囲から後れを取っていたことを知り、焦り始めました。


将来を決めかねる中で、とりあえず始めた就職活動

ただ、この時はまだ自分の進路を決めかねていたので、就活について完全に無知でした。友達に相談することも考えましたが、既に就活を進めている友達に「まだ始めていなかったの?」と思われるのが恥ずかしくて、相談できませんでした。

だからネットで検索し、「就職相談」の文言を見て、就職エージェントがどういうものかもわからないまま、とりあえずの気持ちで登録したのが就活の第一歩でした。



エージェントに相談して明確になった「自分のやりたいこと」

就職相談の実施当日。「就職すべきか、学校の先生を目指すべきか悩んでいる…」と打ち明けるところからスタートしました。すると、エージェントの方は「目指す方向を決める前に、まずは一緒に自己分析をしましょう」と提案してくださり、「なぜ先生になりたいのか?」を深堀りしました。

結果、私は子供たちに勉強を教えたいことよりも、「学校を楽しい場所にしたい」という想いが強いことがわかりました。


「楽しい」と思ってもらいたい

特に高校時代は、私にとって学校は楽しくて特別な場所でした。友達と先生と過ごす時間は毎日楽しくて仕方がなく、学校という場所が大好きだったのです。
でも途中でやむなく学校を辞めてしまったり、「楽しくないから」という理由で来なくなってしまう同級生をもったいなく感じていたことから、「学校を楽しいと思ってもらえる先生になりたかったのだ」と、自己分析を通して判明したのです。


対象は子供に限らない

学校の先生になりたかった理由を深堀りできた後、エージェントの方からハッとさせられる質問を受けました。

「『楽しい場所を提供したい』と思える対象は、子供や生徒だけでしょうか?」

確かにそれまでは、姉が先生だったことや、私自身が学校を好きだったことから、子供だけを対象にしていました。でも、「楽しい気持ちにさせること」に焦点を当てたら、年齢は関係がないと気付かされました。

だから「私が心からやりたい仕事は、学校じゃなくてもできるかもしれない」と、就職への意欲が上がっていきました



不動産業界や人材業界を中心に就活するも…

自己分析をしてスッキリした後、エージェントから「あなたは不動産業界や人材業界が向いている」と勧められ、それらを中心に様々な求人を紹介してもらいました。

「私のために就活を一緒に進めてもらえて有難い」と思いながら、流されるがままに選考を進め、無事に選考先の企業から内定が出た旨の連絡をエージェントからいただきました。
友達から遅れを取っていたところから、ようやく内定まで漕ぎつけられた喜びに包まれたのも束の間、直後にエージェントからこんなことを言われました。

「内定が出たのだから、この企業に就職しますよね?」


人材業界のドライさ

つまり、エージェントから「せっかくここまで就職のサポートをしたのだから、今ここで入社すると決めてください」と、現実的なアプローチを受けたのです。その時「色々相談に乗ってくれていても、所詮私はエージェントにとって商売道具なんだな」と、嫌悪感を抱いてしまいました。

ビジネスでやっていることなので仕方がないと、今なら理解できます。ただ、初めての就職活動で「本当にこの企業に入社しても大丈夫かな?」と、マリッジブルーのような感情になっている気持ちに寄り添ってもらえず「内定が出たのだから入社するしかないでしょう」とアプローチを受けたことで、裏切られた気持ちになりました。

だからどうしても不信感を拭えず、内定を獲得しながらも引き続き就職活動を進めることにしました。



【後編に続く】

エージェントの自己分析を通して「本当にやりたい仕事」が見え、就職活動を進めたものの、ビジネスのドライさが垣間見えて人材業界に不信感を抱いてしまった竹島。
後編では、就職後の活躍定着にフォーカスしてサポートを行うジェイックに入社してから、就職アドバイザー・営業として就職支援する想いに迫ります!


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後編はこちら!

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